【文学部】もしものときの不安を 消してあげる文章
理想論だけを語る文章ではなく もしものときの不安を予め解消してあげる文章
今日のみこちゃん文章のテーマは「不安」です。
不安から完全に自由な人というのは、世の中におそらくひとりもいないでしょう。いろんな不幸がなくなった後でさえ、人は「幸せすぎることがこわい」「この幸せがいつまで続くんだろう、それを考えるとなんだか不安になる」こうした言葉を口にするものです。
今日のトップ画像は、そんなある意味で贅沢な悩みを持ちやすい恋人同士のイメージにしてみました。でも、贅沢な悩みというのは、あくまで周りから見たときだけです。
恋人同士は本気で「この幸せは永遠だろうか」と気に病むものですよね。たとえ相手に隠し事がなくても、たとえ相手と心の底から笑い合っていても。
第三者にはそれがなかなか見えてきませんが、当人同士には深刻な問題です。
そこに今回のみこちゃん文章術の最大のポイントがあります。
文章は気を緩めると相手との共感から外れていく
そうです。
書いている本人は得てして第三者を気取ってしまいます。
読者と共感を分かち合いたいと思って書き始めた文章が、いつの間にかまるで評論家のような文章になってしまっていて自分で苦笑したことはありませんか?
苦笑するならまだ冷静です。このような素晴らしい文章はないはずだということで大満足。そこで完成にしてしまって、相手が読んだときの感情を無視していた、と後から気がついたという経験はありませんか。
そうなのです。
相手の不安は第三者には見えにくいものです。しかし、その不安を共有できないと、心に届く文章は書けません。
相手が「そんなこと悩んでいないよ」「気にし過ぎだよ」「でもありがと」こういう状態の時一歩だけ踏み込んでみませんか。
相手の不安を事前に打ち消してあげる具体例
わたしのnoteの読者さんは大人の方が多いのですが、今回の講座ではぜひ昔に戻って、付き合っていた異性のことを思い出してください。
必要なのは壁ドン!ですよ、壁ドン!(^o^)
「たとえ君が、どんなに悪い女であっても、僕が君が好きだという事実は変わらないよ」
はい、みなさん!声に出して読みたい日本語の時間です。青春時代の恋人を思い出してください。そしてディスプレイを見ながら私の書いたこの文を大きな声で読み上げましょう(爆)。
これをみこちゃん文章術の壁ドンの法則と名付けます。
壁ドンは、今回の主題である「理想論だけを語る文章ではなく もしものときの不安を予め解消してあげる文章」になっているはずです。
いつもきっと、甘ったるい言葉ばかり掛け合っているのだと思います。うひひ、いいですな…( U_U)。
でも、ときにはいきなり壁ドンするんですよ。
女の子が「そんなこと悩んでいないよ」「気にし過ぎだよ」「でもありがと」こう思ったら、その恋はさらに持続するでしょう。
みこちゃん流 壁ドン の一般法則
恋人同士だけではありません。これは一般法則として成り立ちます。
「たとえ〇〇としても〇〇だ」
もうお気づきのように、中学の時に古典文法や英文法で習った(勉強させられた)反実仮想を応用しています。現代の国語では残念ながらこの反実仮想を使いこなしている人はそんなに多くありません。
だから光源氏はあんなにモテて、現代社会ではカップルが結婚というゴールを迎えにくく少子化が進んでいるのかもしれませんよ。女心を掴むつもりで、読者の気持ちを鷲掴みにしてください。
とてもドラマチックかつデリケートに相手の心にすっと入り込む使えるテクニックです。
これで、いくつか文を作ってみましょう。
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