夢日記(2)
飽きもせずまた特にオチのない夢を見続けている。冬の朝は日が昇るのが遅く起床が困難であるため、二度寝中に夢を見ることも多い。前回に引き続き、今回も順不同のオムニバス形式で夢日記を綴る。もちろんすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ない。
ちなみに夢日記第一弾はこちら。
・お肉のテイクアウト
焼肉店のコースで大量のお肉が運ばれてきた。さすがに食べきれないのではと心配していたところ、そんな私の心を見透かしたかのように店員さんが「テイクアウトも可能ですよ」と教えてくれた。案の定、胃のキャパシティの都合上どうしても美味しく完食するのは難しいと判明し、テイクアウトを依頼した。すると驚いたことに、焼く前の生肉の状態でキッチンタオルらしいもので包んでそのまま渡された。キッチンタオルが下味のタレを吸っているのがわかるほどの薄さだったため、美味しさが半減することを嘆いた。
・リカちゃんへの罰ゲーム
艶のあるロングヘアが自慢のリカちゃん。理由は不明だが罰ゲームで丸坊主にされることが決定した。ところが丸坊主を命じた側は執行人がリカちゃん専用サイズのバリカンで潔く髪を刈る様子に恐れ慄き「さすがにやりすぎだったごめん」と謝った。リカちゃんの頭髪については時すでに遅しで右半分が数ミリレベルの坊主そして左半分が美しいブロンドとなっていた。BIGBANGが『FANTASTIC BABY』をリリースした時のG-DRAGONがイメージとしては近い。
・冬休みの宿題
高校数学の課題で人類がまだ解いたことのない高難易度の問題が4つ出された。ただの三次関数だったので冬休みに入る前の休み時間だけですべて解くことができた。
・オーシャンビュー物件
オーシャンビューを売りにしている戸建て物件の内覧へ行ったら、2階の床上くらいまでが海水に浸かっており、目の前には海賊船が停まっていた。
・ペット
人生で初めて犬を飼うことになってから早数ヶ月が経過した。しかしよくよく思い返してみると餌やトイレに関する記憶が全くなく、2匹いる愛犬は瞬きすらしないほど硬直している。意を決して埋葬に取り掛かろうと抱き寄せると、お腹部分から電池交換用の蓋が勢いよく外れた。すっかり忘れていたが彼らはロボットだった。
・絶対に同じ場所にいたくない
名探偵コナンの登場人物としてディズニーランドへ遊びに行ったら、観覧車が急停止した。なんとなくこれから誰かが命を落とすような悪い予感がした。
・西早稲田キャンパス
51号館で事務手続きを済ませ、外に出ると雨が降っていた。これはいわゆる恵みの雨で、工場と揶揄されるコンクリート固めのキャンパスがあっという間に樹齢数百年クラスの木々で覆われた。コンクリートから木が生えてくるのはよくある話だが、雨が上がっても木の葉から水滴が落ちてくるから迷惑極まりないなと溜息をついた。
・大八木先生の強火オタク
駒澤大学陸上部監督が小学校のクラス担任だった。ホームルームの最後に「廊下に先生の著書を置いといたから1人1冊ずつ持って帰ること!」と言われたので、保管用とインテリア用と熟読用と配布用とで合計7冊を持ち帰ったが、さすがに重かった。
・物件内覧特典
今まで住んでいたマンションの部屋を売りに出そうとしたが、ピアノ付き日当たり良好シェルターありの3LDKという程度では低スペックということもあり、なかなか買い手がつかなさそうだと踏んでいた。しかしほんの出来心で大迫傑のランニングイベントの案内をチラシに乗せたらかなりの人気物件となった。なおランニングイベントの参加権は闇市場で不思議なパワーで確保できた。
・断捨離は良いぞ
新宿のマルイから徒歩で自宅に帰ろうとしたところ、最寄駅まで徒歩20分あたりで迷子になりギャン泣きした。すぐに駆けつけてくれた友人のおかげでなんとか自宅まで辿り着くことができたものの、自宅だと思っていた家の玄関を開けると見知らぬ人がすでに入居していた。驚いて思わず「ワンルームなのに靴が30足くらいあるのおかしくないですか?断捨離をおすすめします」と親しくもないのに会話してしまった。
・チョコパイ
久々のチョコパイにわくわくしながら齧り付いたら、チョコパイ側に前歯を4本持っていかれた。
・止まらないシャワー
仮住まいとして築古の平家を貸してもらったのだが、シャワーを止めようとしても止まらない。まるで私が故障させたのではないかと疑われては困るし、水道代を請求されるのも癪なので、何とかしてシャワーを止めたい。そこで私は、浴槽に水を溜めているのが原因ではないかと推理した。しかしそもそも浴槽に冷蔵庫が備え付けてある時点で設計の甘さに気付くべきだった。
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以上である。やはり時期柄か引越し関連が多かった。近いうちに引越し備忘録のnoteも書きたい。
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