夢日記
支離滅裂であることが歓迎される唯一のジャンル、夢日記。毎日のように寝落ちして質の悪い睡眠をとり、ひと晩で平均して5〜6本のストーリーを記憶したまま目覚めている身、せっかくなので記録に残してみようと考えた。昔見た夢、よく見る夢、最近見た夢について雑にまとめているが、記載順に意図はない。なお、ここに書いていることはもちろん全てフィクションである。
・飲み会の費用
小規模な飲み会で全体の合計金額が3万円程度だった。会計係を先輩に任せていたら、7万円請求された。
・箱根駅伝1区
駒澤大学の鈴木芽吹くんが半袖ユニにアームウォーマーの山ルックで1区に臨んでいた。間違えた様子は全く無く、むしろ誇らしげな表情なのが印象的だった。2021年は5区で好走したもののシーズンを通して苦しんでいたため大八木さんに山から引き摺り下ろされたという背景があり、未練を隠そうとしないのが可愛かった。
・ボロ家とお手伝いさん
ある国に留学したところ、平家で鍵も壁もない家で生活しているではないか。御簾のようなもので申し訳程度のプライバシーは確保していたがセキュリティはガバガバ。すると生活水準からは信じられないことに恰幅の良いお手伝いさんを紹介された。家を建て替える工事費用が用意できないからと住み込みのお手伝いさんを雇い番をしてもらっているらしい。
・石炭を運んだ先
罰ゲームで石炭の入った簡易的な貨物列車に乗り、半砂漠状態の広大な地に真っ直ぐに敷かれたレールに沿っていったところ、箱根山頂へ到着した。箱根の山では名産品のパスタが人気だったが時間の都合上中華料理店にしか入れなかった。
・精神を病んだリス
シマリスを家族として迎えたが、水も食べ物もたくさんあるのに元気がなくいまにも泣きそうな顔をしていた。食の好みが変わったのかとごはんのジャンルを変えてみても効果なし。症状の特徴から精神病ではないかと思い(人間向けの)簡易診断チェックを実施したところ完全に当てはまった。しかしながらリス向けの心療内科は日本にまだ存在せず、絶望した。
・山道からの湖
すぐ横は崖、という山道を運転していたら、車ごと湖に落ちた。落ちたところからは対岸に聳える城が見えた。そして急にトムとジェリーの登場人物になったような気分を味わった。
・レストランの移転
祖母の経営するイタリア系定食レストランが移転したということで、移転祝いに食べに行こうとしたら、両片想いを拗らせた幼馴染同士が恋人期間も経ないままプロポーズを企てていた。ちなみに指輪はハリー・ウィンストン。
・慶應義塾大学入学式
電車で橋のないところをぶっ飛ばして空中滑走を決め、洞穴レベルで整備の不十分なトンネルを通りながら広場に出たらテレポートするためのポートキーが用意されており、入学式会場である8畳ほどの茶室に到着した。塾生ではなくゲストとしての招待だったため、VIP待遇で座布団が2枚用意されていた。笑点のように重ねることはマナー違反で、右斜め45°方向に10cm四方程度のみ重ねて後方の座布団に座るのが礼儀らしい。
・早稲田大学再受験
大学2年時になぜかもう一度受験をしなければならなくなった。試験当日、スロットでミートパイを当てたのでのんびり食べていたら試験が終わったが、在学生特権で試験免除合格という扱いになった。
・山手線新車両
完全無人運転を実現!と聞き期待していたが、スキー場のリフトの変化系ような乗降形式と、無人運転に伴う運転席の撤去が酷かった。さらに、筒状の車両となったことで非常に寒かった。
・1200億円では足りない
口座(普通預金)に1200億円あったが「こんなんじゃ足りない……」と絶望した。
・仲の良くない先輩の車で
予備校の文化祭の準備作業で深夜3時まで残業したため終電を逃したが、タクシーが捕まらない。友人とともに立ち往生していたところ、仲良くもない先輩が「乗せてってあげる」と無表情で強引に誘ってくる。少し怖かったがせっかくなので乗せてもらったところ、一般道なのに陸橋で急加速し時速130kmほどで鮮やかにスピード違反。その先にカーブがあることを知っていた私は「曲がれなくなります、もうちょっと速度を落としましょうよ」と先輩に声を掛けたが華麗にスルーされる。そして案の定ハンドルを切れず対向車線に突っ込むことに。ここで私は交通事故を覚悟しエアバッグに命を委ねる覚悟を決めたが、甘かった。たまたま道路が陥没しており90°の角度で落ち、死んだ。走馬灯はなく一面黄色だった。
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以上である。何のオチもないがこのまま脳内に夢の内容を記憶し続けるのはしんどいので、またこうやって夢日記に吐き出していきたい。
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