自分の心を揺さぶる文章を書くべき理由

文章を書くとき、よく思い出す漫画がある。

「魔人探偵脳噛ネウロ」っていう漫画なんですけど、ご存知でしょうか？

[第1話]魔人探偵脳噛ネウロ - 松井優征 | 少年ジャンプ＋

見ての通り、独特なタッチのイラスト。
読み進めてくとわかりますが、この絵がまたクセになるんですよ・・・
ちなみに、漫画の内容は文章と全く関係ないです。

で、この作品に「アヤ・エイジア」という歌姫が出てきます。

アヤ・エイジアは、「人の脳を揺さぶる歌声」の持ち主でした。聞く人の脳を直接揺さぶってしまうほど、「人に響く声」を持ってた。

だから、彼女には熱狂的なファンがたくさんいたし、歌声で人を洗脳したり、殺してしまうこともできるようなキャラなんです。

彼女の声はなぜ、人に響くのか。
なぜ、人を動かせるのか。

その答えとして、こんなふうに語ります。

「世界で私はひとりきり」 そんな人達への曲を作れるのは 私も… 世界でひとりきりだからよ

私は自分の脳を揺さぶる音楽を作るだけ。そうすれば私と同じ人達に、その音は届く

わあー！
これがまさに探してたセリフ。ずーーっと頭の片隅に残っていたセリフ！見つけられて嬉しい。

これを読んだ幼い頃の私は、「そっか、自分の脳を揺さぶるようなものをつくれば、自分と同じような人たちにちゃんと届くんだ！」と思った。

その気持ちを、未だに思い出すんです。
文章だって一緒なんじゃないかなって。

自分の脳を揺さぶるような文章。
自分の心を揺さぶるような文章を書けば、どこかにいる、自分と同じような人に届くのかなぁって。