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【日記】高熱と大河ドラマと私。
今週はじめに息子がもらってきた風邪がすっかり家庭内に蔓延し、息子のあと娘が、その次に私がダウンした。久々に40度越えの熱が出て、丸一日ほどうんうん唸っていたのだが、今日の昼頃からやっと解熱剤が効いて身体がいく分楽になってきた。
同じく熱は下がってきたものの、まだ食欲がなくて学校を休んでいる娘がつまらなそうにしているので、2人でテレビでも見ることにした。娘が見たがっていた『謎解き!伝説のミステリー』。今回は本能寺の変に関する謎を解き明かす回だった。
正直、私はテレビのこういう番組はほとんど観ない。当たり前だけどバラエティーだし、そんなに深く掘り下げたりもしないし。ただ、歴史初心者の娘(小1)が観るには、こういうのもいいんじゃないかと思ったのだ。
番組は思ったよりずっと楽しかった。子どもでもわかりやすく興味を惹くように、ミステリー仕立てにしてあって、娘も喜んで観ていた。何より『この次、黄金の髑髏だよ』『蘭奢待ってことは東大寺かな』などと私が解答より先んじて番組内容を当てた結果、「凄いじゃん、お母さん!本当に歴史に詳しいんだね!」と娘に賞賛された。これは嬉しかった。なんといっても生意気ざかりの娘に、普段私は完全にバカにされているので…。(※そもそも母は第一文学部史学科考古学専修卒です)
その番組の中で、キーマンのひとりとして穴山梅雪が取り上げられていた。そこで『真田丸』の伊賀越えのシーンを思い出した。確かあのとき徳川家康と穴山梅雪が道を二手に分かれて、家康は散々泣き言を言いながらも助かり、一方で梅雪は一揆かなにかに巻き込まれて殺される…みたいなくだりをやっていた気がしたのである。
早速確かめてみようと思い、NHKオンデマンドで『真田丸』を検索した。そして、知った。……現在、『真田丸』はオンデマンドで配信されていないのである。
ああ、そうか……いろんな事情が……とすぐさま思い至った。けれど正直、オンデマンドで配信しない意味などあるだろうか?再放送が難しいというならともかく、オンデマンドなんてお金を払ってでも観たいという人間だけが見ているわけで、配信停止にしてどれほどの意味があるだろうか。三谷作品は人気あるから、止めたらブルーレイが売れるとか思ってるんじゃないの……?
そこで私はさらに気づいた。『鎌倉殿』。こっちも下手したら止められない?『真田丸』もブルーレイ欲しいけど、配信されなくなるなら『鎌倉殿』は絶対ブルーレイ欲しい。折りに触れて、見返して泣きたい!
私は自分がブックオフのオンラインで『鎌倉殿』のブルーレイが入荷されたときにお知らせが来るように設定していたのを思い出した。この前見たときは9000円くらいだったかな……と思って価格をチェックする。ところが、そこに提示されていたのは11000円という価格だった。
絶対配信停止を見越したな、ブックオフ。
でも資本主義とはこういうものなのだ……草刈正雄に言われるまでもなく、どいつもこいつも抜かりがない……と悔しさを噛み締めたとき、体温は再び38度を越えていました。
とりあえず寝ます。