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マイ・セカンドライフ 24
「教養考」4 「正則と変則」英語とは?
「教養考」4 「正則と変則」英語とは?
明治新政府の学制発布で、大学南校(現・東京大学)の英語教育に「正則と変則」の二種類ありました。正則英語は外国人教師が教え、発音、会話、読解力を総合的に習得する学習方法で、変則英語は日本人教師から文法を学び、英文書を読み解く訓読(翻訳)中心の学習方法です。新渡戸稲造は9歳の頃から東京で英語を学び、東京英語学校(旧制一高、現東京大学教養学部)などで正則英語を学習。福沢諭吉、夏目漱石は変則英語といってよいでしょう。『英語達人列伝』(斎藤兆史(よしふみ)著、中公新書)に、斎藤秀三郎(1866~1929:『斎藤秀三郎伝-その生涯と業績』大村喜吉(きよし)著、吾妻書房:筆者の大学時代の恩師の著作)が1896年に設立した正則英語学校に「正則」と名づけた経緯について書かれています。
(つづく)