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初めての災害ボランティア

福知山には3泊4日で滞在し、ボランティアを行ってきました。

朝、受付場所に行くと既にたくさんの人が集まっていました。私も受付を済ませ、召集されるのを待ちます。

しばらくすると召集がかかりバスで活動場所に移動です。それまで福知山の中心部では災害の痕跡は全く見受けられなかったのでどんな風だろうと思っていましたが、バスで北に少し移動すると、見えてきました。コンクリート道がガードレールごと落ちている箇所があったり、木が全体泥色になっていたりするなどの光景が見えてきました。

私たちはバスで30分ほど移動した大江町というところで降ろされました。初日の作業は、駐車場にこんもりたまった泥のかき出しです。ちなみに2日目は、浸水した民家の床下にたまった泥のかき出しと、家の中の掃除でした。

泥は水分を含んで重たく、独特の匂いもあった上、炎天下、無風だったのでかなり大変でした。私はたった数日間ですが、毎日関わっている人たちには本当に頭が下がります。

この辺りは2メートル以上浸かったようです。ふすまの白と泥で汚れた茶色の部分がその高さを表していました。家の女性は、その日の夜を2階で旦那さんと二人で過ごしたそうです。どんなに怖かっただろうと想像しました。

一緒に作業していたのは、地元のおじさんおばさんたち10人です。私は今回が初めてでしたが彼らは何度も災害ボランティアに関わったことがあるようで(福知山は度々こうした水害があるようです)、色々教えてもらったり、駅まで車で乗せてくれたり、親切にしてもらいました。本当に私はどこに行っても親切な人たちに恵まれる…!

「今回は自分の住んでる場所は大丈夫だったから今は助ける番なんだ。お互いさまだよ」

「こういうことは、人のためにしているようで実は自分のためでもあるんだよ」

とおじさんおばさんたちは語っていました。

その通りだなあという気がします。こういうボランティアは、できる人ができる範囲で行えばいいもので、その積み重ねが大きな力になるものだし、そしてそれは自分自身の幸福感にも繋がっている気がする。

夕方、作業を終えてボランティアセンターに戻りました。その日はボランティアたちのために鯛焼きが用意されていました。ちなみにその鯛焼きは、大阪の鯛焼き屋さんからのものだと聞きました。こうした場所を転々としながら鯛焼きをサービスしてくれているそうです。

私が名古屋から泊まりで来ていることを知ると、涙を流して感謝してくれる人たちもいました。私は体力がある方ではないので泥かきではあまり力にはなれなかったかもしれませんが、そういう形ででも力になれていたら幸いです。

#日記 #西日本豪雨 #災害ボランティア

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