気づき日記(やり直しができる人生)
シェアハウスの暮らしからの気づき。
昨日の投稿とはまた別の気づきです。
昨日の投稿はこちら。
私たちとあまり変わらない時期に入居した男子の話。
大体、他の入居者と顔を合わせる機会はなかなかないのですが、その男子は、ある時ものすごく暗い顔つきをしていて、思わず「大丈夫?」と聞いてしまったほど。
逆に向こうから「え?どうしてですか?」って聞かれて、「いや、あまりにも疲れた顔をしていたから、仕事忙しいんじゃないかと思って心配しちゃった」とごまかしちゃいました。
そんなことで、ちょっと気にかかる存在でした。
ある時、午前中私がリビングで仕事をしていたら、その男子が入ってきました。
なんとなく話が始まり、スポーツのこと、仕事のこと、親のことなど30分ほど話ができました。
大勢の中では話すのが苦手だと話していた彼。
仕事では、なかなか人と話す機会がないようで、「久しぶりにこんなに長く人と話しました」と言ってくれました。
私も、彼が自分のことをいろいろ話してくれたので、いい時間を共有できてよかった、という気持ちをもてました。
その後、私の耳に、その男子の悪い噂が入ってきました。
それも複数の人から。
びっくりしたけれど、先日話した時の印象があったから、私は自分が見て聞いたことを信じようと思えました。
昨日、またゆっくり話す時間が持てました。
こちらからは特に話を振ることがなかったけれど、彼の話から、その噂の解決につながる話を聞くことができました。
それと同時に、もし、噂を出した人が私と同じ話を聞いたのだったとしたら、悪意をもった噂を出したその人の方が心配になりました。
今までの自分は、噂が流れてきたら、それが間違いであっても、噂の対象になった人にも何らかの問題があったのではないかと考えがちだった気がします。
今回、先入観をもたずに相手を見ることができたから、わかったことがたくさんありました。
見方が変わったのは、私が最近、チャレンジをいろいろして、失敗もして、失敗から気づきを得たり、やり直しができることの大切さを実感できたからではないかな、と思いました。
その男子と一緒に見ていたニュースで、犯罪を起こしてカメラに顔を映される人が出てきました。
大きな問題を起こしたとしても、その人にはそれからの人生が続きます。
もちろん罪や過ちは償い、改める必要があります。
でも、やり直す時には、周りのその人を見る目がどうであるか、は大きく影響すると思います。
やり直せる環境は人を支えられる。
自分の考えが変わってきたいることに、今日の会話から気がつくことができました。
今の本人を見る姿勢、努力を応援する視点、大切にしていきたい、と思う経験ができました。