やりたいことをやり抜く勇気(気づき日記)
義実家を手放す手続きを始めている。
義母が亡くなって3年。
飛行機を使って、自宅からdoor to doorで3時間の距離。
義母がいた時には、介護などもあり、ほぼ毎月訪問していたが、亡くなってからは年1〜2回しか行かなくなった。
便利のいい場所なので迷ったけれど、使わない場所を光熱費を払って維持していても、傷んでいくのを見ているだけになってしまう。
3回忌を済ませて手放すことにした。
家のものの始末、しきれません。
ある程度始末して、あとは荷物込みで売却することにして、現在依頼中。
そんなとき、ちょうど城崎温泉に夫と旅行する機会があり、その帰りに少しだけ実家に寄ろうか、と話をしていた。
城崎温泉には初めて行った。
街を一つの温泉街と見立てて街づくりをしている、というコンセプトに惹かれての旅行。
旅行の話は別の機会にすることにして、本題は帰りの電車。
温泉街、冬のこの時期にもだいぶ賑わっていたが、行きの電車の指定席が当日予約で取れたので、甘く見ていた。
帰りの電車がまさかの満席。
全席指定の電車で席が取れなければ、立つしかない。
乗車時間約3時間。
「少し待つけれど、次の電車にしよう」
私の提案に、夫は絶対にこの電車に乗る、と言い張る。
次の電車にしても帰りの飛行機には間に合う。
実家には寄れなくなるけれど、そのために3時間立って帰る必要ある?
しかし、発車までの時間がなく、結局、特急に乗り込み、出口付近に立つこと15分。
巡回に来た車掌さんに、「空席できたら教えてください」と声をかけてみたら、すぐそばの車両に並びの2席空きができましたよ、と言われた。
ラッキー!
このように、夫は結構強引。
決めたことをやり抜こうとする力が強い。
その強引さが幸運を運んでくることが度々ある。
わたしは、すぐあきらめがち。
もっと、自分の意思を強く持った方がいいのかな。
無事、実家に立ち寄れた夫は、義母が使っていた箸やコップなど、小物をたくさん持ち帰ってきた。
夫にとっては、この時間は何よりも欲しかった時間だったんだな。
夫のプラスの強引さから、改めて自分を振り返る機会をもらった旅だった。