引き算の美学
今ある状況を改善したいなら、ないものを足すよりも、あるものを引いた方が上手くいく。
かっこよくなりたいなら、服を減らし、靴を減らし、贅肉を減らし、言葉を減らす。
肌が荒れているなら、薬や化粧品を塗るのではなく、害ある食べ物を食べることをやめる。
わかりやすいプレゼン資料を作りたいなら、言葉も画像も色数も数値も本質的でないものは取り除く。
いい文章を書きたいなら、ちょうどいい言葉を足すのではなく、ちょうど良くない言葉を引く。
人に気持ちを伝えたいなら、たくさんの言葉を羅列するのではなく、伝えなければいけない思いをすっと短く言う。
今幸せでないなら、自分にご褒美を買うのではなく、自分が弱まる言動をやめる。
もっと自分の人生を生きたいなら、実力をつけるのではなく、自分の人生になくてはならない訳ではない物、関係性、時間の流れを取り除く。
そうやって、
あったらいいものを集める代わりに、
無くてはならない物以外を手放す。
すると自分らしい生き方が、姿を現わす。
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