尼崎市長って何様?? 元文科省の官僚で教育委員会トップ経験者が「いじめられた知事が悪い。仲間と信頼関係を築けてないから」と仰る
>文書問題以降、様々な混乱が続き、最後は、全会一致で不信任決議に至ってしまったことは、やはり、時の権力者として、仲間を作り、理解を得る努力が圧倒的に足りなかったのだと思います。
いやいやいや尼崎の市長さん、全会一致の不信任の責任を前知事に被せてるのやろうけど、「斎藤知事が不信任されて当然」とちごて、「それ濡れ衣しょ!」って立花さんの大暴露で明白になったから当初の予想に反して、知事選接戦になってる訳で・・
斎藤支持派の県民にしたら、「反知事派が理不尽にいじめたんちゃうん?」と思うからここまで選挙戦がヒートアップしているわけ。
この人長文をお書きになってるんだけど、前知事の政策の瑕疵には全く触れてないのね。
まあ、斎藤知事の政策をほめる文言もないけど、非難する文言もない。
なのに、文中で唐突に、「選挙の争点は知事としての資質」と仰る。
それから、「時の権力者として、仲間を作り」ってあるけど、知事と県議会議員は対等の立場。お互い監視し合う緊張感が大切。知事と県議会はお互いに権力を行使し合える立場で、知事が県議会に時の権力者として一方的に振る舞うことができるなんて地方自治法の条文のどこにもない。
不信任決議を受けた首長は、10日以内に議会を解散することができる(地方自治法第178条 第1項後段)。 解散しなければ10日が経過した時点で失職する(地方自治法第178条 第2項)
議会は不信任決議という権力行使をした。一方知事は議会解散という権力行使を控えた。事実はそういうこと。
そして、仲間を作り云々だけど、知事と議会が仲間になっちゃ絶対ダメ。それこそなれ合いでチェックが全く働かない。
>全会一致で不信任決議に至ってしまったことは、やはり、時の権力者として、仲間を作り、理解を得る努力が圧倒的に足りなかったのだと思います。
不信任決議の理由説明に、「権力者」と「仲間」を同時使用している時点で論理破綻しているし、地方自治の仕組みを全くご理解なさっていません。
この方は、「たとえ政策面で問題がなくても、反知事派(仲間とおっしゃるがそんな人たちって仲間なの?)の理解を得れないあんたが悪い」と宣う。
たとえ斎藤支持派の考えすぎにしても、「反知事派が理不尽にいじめたんちゃうん?」と思うからここまで盛り上がってる。それなのに、この長い文章のどこのにも、「かくかくしかじか全会一致の不信任にはこういう合理的な理由がある」との記述は全くないよ。それどころか、「人には各人その人なりの正義がある」とまで書かれている。
「いじめた人間にも正義があり、いじめられた人間にはいじめた人間(仲間)と信頼構築の責任がある」ということですね!
斉藤元彦さんて、いじめた人間を一言も非難してないですよね。選挙戦で。それもあって評価爆上がりじゃないですか。
その彼に、「いじめた人間も仲間だ。いじめられたあなたは仲間との信頼を築けず問題(全会一致の不信任決議)を引き起こした責任がある。したがって知事としての資質がない」とおっしゃる。
まあ、お上手な官僚の作文!
東京学芸大(修士)で教育者としての研鑽を積まれ、文科省の官僚としてエリート街道を歩み、教育委員会トップを経験し、中枢中核都市の長に登りつめた方は違いますね!
一昨日の記事では「教育者として誇りはないのか!」と想いをぶつけたが少し考えが変わりました。
この市長さんの本質は官僚。それも、「詭弁と論点ずらしがお上手な官僚」 こういう人が日本の教育を牛耳って、情熱がありかつ能力の高い教員の皆さんの上に立つことが諸悪の根源だと考えますね!