見出し画像

愛知県のKさんは小学生のころから足が大きかったそうです。通学・室内履きもサイズの合わない靴を履き通してきました。成人されてからも靴選びで苦労され「小さいころから足のうらはタコやウオノメだらけ。今でもいつも同じ場所にできては削るの繰り返しです。普段履きももちろんですが、礼装用の靴となると考えただけで憂鬱になってきます」そこで、少しでも楽に履きこなせる礼装用の靴はないかと相談に来られました。

足のサイズと特徴を把握・確認しましょう

Kさんの足を採寸すると、25.0㎝ほどの足長でした。
最近は靴のサイズの種類が増えて、25.5㎝や27㎝など「クイーンサイズ」と呼ばれる展開もされているようですね。Kさんでも対応できるサイズも見つかるようですが、靴選びで気をつけなくてはいけないポイントが他にいくつかあります。足は立体的な器官です。数値でいえば足長以外に
・足幅(母趾と小指を横断する直線上の長さ:足の一番広い箇所)
・足囲(足幅部の周径:肉付き)
・甲の高さ などがあります。
また、特徴でいえば
・足の指の並び(母趾が一番長いエジプト型・2番目が長いギリシャ型・母趾~3番目辺りまでが同じくらいの長さスクエア型)や
・足全体の肉付き(皮膚が薄く骨ばっているタイプ・弾力に富んだ筋肉質タイプ・脂肪層が多く肉のついたぽっちゃりタイプ)などが挙げられます。
まず、こうした特徴から自分の足を把握しましょう。

足の特徴に合った靴のサイズやデザインから選びましょう

一方、靴は足を入れる「容器」です。
足が納まる「タテ寸法」や「容積」以外に
・つま先の形状(やや尖ったポイントトウ・卵状のラウンドトウ・小指側に丸みを持たせたオブリークトウ 他)や
・留め具のついていないステップインタイプ・ベルト付きのストラップタイプ・靴ひもで縛るレースタイプ―等の特徴があります。特に女性用の靴はかかと部にヒールを取り付けた「パンプス」があります。ヒールの高さも2.3㎝から7,8㎝までありますね。
足のサイズと特徴を把握した上で相性の良い靴のサイズやデザインを選び出しましょう。

さて、Kさんは足囲が4Eでスクエアタイプの指並びです。普段はスニーカータイプの靴を履いていてヒールのタイプの靴を履く機会はほとんどありません。足裏にウオノメができて痛いことを考慮してフラットでクッション性のあるソールを使った靴をお勧めしました。すると―
「エー!この靴って25.0cmですよね?足と同じサイズで履けちゃうんですかぁ!?ウオノメ痛くないんですね。それに土踏まずがぴったりくっついてとても気持ちイイし。これなら普段使いで時々履いても大丈夫ですよね。季節の洋服に合わせてカラーや素材違いでも選べるなら楽しみがまた増えそうです」ととても喜んで頂けたようです。私達もウオノメの痛みから解放されたKさんの笑顔が拝見できてとても嬉しかったです。

Kさんのようにウオノメが痛くて歩きたくても歩けない…そんな方のお手伝いができれば幸いです。どうぞコチラからご予約ください


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?