サンダルでお出かけする時は
「明日から旅行に行きます。履きいいサンダルってあります?」―恵那市のWさん、3年ぶりのご来店です。
「数年前にここで頂いたサンダル、イイ履き心地です。でも、チョットくたびれてきたし、旅行に行く計画があるんで1足新調しようと思います。」
そんなWさんのお手伝いをさせて頂きました。
サンダルの特徴
梅雨明けの日本は足元が地面の熱気に炙られます。特に足は上昇する体温を放熱しようとするので、終日靴を履いていると蒸れやすくなりますね。サンダルはつま先やサイドをカットして空気を取り込めるのでムレから解放してくれます。ただ、靴のように足全体を包み込むことができないので、選び方を間違えると歩きにくかったり、足を傷めることがあります。特に旅行で長時間使用する場合は靴と同じように足に合ったサンダルを選びましょう。
サンダル選びのポイント
・足首周りに留める道具が付いている:足の前滑りを防いでくれます。
・足幅位置やつま先位置に調整機能を備えたベルトが付いている:外反母趾や内反小趾など指のつけ根辺りにトラブルのある方におすすめです。
ところで「ミュール」という履物があります。靴でいう「かかと周り」がない「つっかけて履く」タイプの履物です。日本ではファッションの一環として「街履き」としてよく見かけますが、もともとはヨーロッパの「室内履き」です。サンダルとは種類が違いますし、あまり長歩きをすると固定する道具が付いていないので前滑りを起こしやすい履物です。つまさきを傷めてしまうことがあるので、旅行などには不向きなようです。
履き慣れたサンダルを用意しましょう
さて、Wさんにはヒザの具合も考えて靴のようにかかと周りの施してあるサンダルをお見立てしました。靴底も安定したフラットソールです。
ただ、足に合ったサンダルではありますが、旅行が明日からなので、「慣らし履き」をする余裕がありません。その辺をお話すると「そうやね、今まで履いていたサンダルも一緒にもっていきます。念のためにね」とご納得いただきました。
せっかくの旅行の楽しみが半減しないようWさんの心構えを伺って私達も安心しました。
どうか思い出深いイイ旅行になりますように!!
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