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歩きたくても履ける靴がなくて歩けない

88歳というお歳でもいたって健康な中津川市のIさん。ただ、20数年前から片足のむくみがひどく、履ける靴がなくて相談に来られました。

健康のためには歩くのが一番だけど…

「健康のためには歩くのが一番ですよ」―健康診断でお医者様からアドバイスを受けているので、少しでも歩きたいIさん。でも歩くための靴がなかなか見つかりません。

足に合っていない靴がトラブルを招く

今回はどうにか履けたと言われる靴を自前でそろえてお店に来られました。
拝見すると、左右の足囲い(肉付き)が二回りほど違っています。無理に押し込んで歩くので、痛くて引きずっておられるように見えます。
靴が合っていないと引きずって歩くようになります。高齢の方は下肢の筋肉の衰えも手伝って足が上がりにくいので、つまずいて転倒したりしてとても危険です。

四人姉妹の願い

Iさんには四人の女のお子様がおられます。
「歩く姿がとても痛々しくて。歩きたくても歩けない母になんとか自分の足でちゃん歩ける靴を作ってやりたいんです」と娘さんたちから切々とお話がありました。お母さんの足の状況や娘さんたちのご要望をお聞きしていて
少しでも楽に歩ける靴選びの方法を模索しました。そこでオーダーでお作りする方法をご提案しました。

高齢者に優しい靴

高齢の方の靴選びの条件として、
①靴底にクッション性があること
②つま先と床の間に適度なすきま(スプリングトウ)を持たせ、つまずきにくい設計であること
③足止まりの良いデザインで脱ぎ履きがしやすいこと
などがあげられます。

母娘で仲よく靴選び

候補として上げた靴のご説明をするとIさんが「そうそう、こういうふうに
マジックテープになってると留めやすいし外しやすくていいねぇ。脱ぎやすそうやし、こんなふうにしてもらえるとむくんでても有難いわねぇ」と娘さんたちと楽しそうにお話されていました。
試し履き用の状態で履いて歩いてみられると「調子いいよ、このまま履いて帰ってもエエくらい」と満面の笑顔で答えて下さいました。
作成のためのサイズ割り出しを計算している時には「お母さん、この色はどうやの?クロもいいけどコンビで作ってもらうとオシャレじゃない」「そうやねえ。こういう色目は持ってないし、服にも合わせやすそうやね」…
お母さんとカラーチャートを囲んで、お話が弾みます。
お作りするのにひと月ほどかかりましたが、ご本人にもそして靴を贈って差し上げた娘さんたちの希望をかなえるお手伝いもできて来て本当によかった、そんなほのぼのとしたひと時を味あわせて頂きました。

大切な方にいつまでも元気で歩いてもらうために

大切な人にいつまでも元気で歩いてもらいたい。そう誰もが思うはずです。病気はモチロンお医者さんのお仕事です。原因が分からない時はしっかりと診て頂きましょう。治療が必要な場合は治療しましょう。でもそれが合わない靴が原因だったとしたら、三喜屋がお役に立てます。
足に合った快適な靴をプレゼント。大切な人の毎日がパッと明るくなるかもしれませんよ。どうぞお気軽にお問い合わせくださいネ。

三喜屋のHPはコチラです。

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