日本の未来をあきらめるプロジェクト
プロジェクトあきらめる2022 第3次世界大戦回避プログラムの提案
~諦めずに教育で日本を取り戻す~
諦めるとは「明らかに究める」こと、はっきりと現実を見据える期待感や
不安などに目を曇らせることなく、事実を真正面から受け止めることである
覚悟するということーーー序に代えて 「人間の覚悟」五木寛之
背景
1.危機認識:世界は第3次世界大戦を起こす可能性が高まっている
2.現状認識:1)ロシアとウクライナとの戦争が長期化
2)英国と中国との断交により米英と中露との対立激化
3)世界の専制的な国家数が民主的な国家数を越えた
3.歴史認識:1)戦後77年を経過し、人類戦争の歴史は繰り返す
2)資本主義化で、格差拡大・金融バブルが膨張しすぎた
3)中国4000年の歴史は、中華思想となって結実している4.人間認識:1)ホモサピエンスは、言葉によって生存率を高めてきた
2)種としての生存欲、独占欲が強い生き物である
3)対立を共感、相互理解、対話により乗り越えてきた
人類を「あきらめる」ことで、お互いの「幸せな未来」を創造したい
あきらめること(1)
1.日本の人口は中国の1/10以下、米国の1/3
2.日本のGDPは中国の1/3以下、米国の1/5
3.日本の軍事費は中国の1/5、米国の1/15以下
⇒日本は経済的にも軍事力的にも弱い立場にある
あきらめること(2)
1.日本の食料自給率は38%で中国/米国の1/2以下
2.日本のエネルギー自給率は12%で中国/米国の1/10
3.日本の半導体生産額の世界シェアは10%を切る
⇒日本は食料/エネルギー安全保障も弱い立場
あきらめること(3)
1.日本のユニコーン企業数は6社/米378/中国155@2021
2.日本の起業家率は5%で、中国20%、米国10%@2017
3.日本の労働生産性は米国の1/2で、先進国中、最下位
4.日本のデジタル競争力ランキング27位@2020(IMD)
⇒日本は世界の後進国に退化してしまった
あきらめること(国としての安全保障)
1.日本は単独で中国/ロシアからの侵攻を阻止できない
2.日本の政治経済・メディア中枢に中国資本が占拠
3.日本の防衛施設周辺の不動産が中国により買収が進む
4.日本の自民党内の親中派の勢力が政策の鍵を握る
⇒日本はまだまだ、国として自立出来ていない
あきらめること(貧困化/引き籠り/自殺数)
1.日本は貧困率は15%、G7ワースト2位@2018(OECD)
2.日本の中高年引きこもり(40-64歳)60万人、社会問題化
3.日本の自殺者数21007人@2021(男性が女性の2倍)
⇒日本はまだまだ、幸せな国とは言えない
あきらめること(経済的な自立)
1.日本の政府資産1483兆、負債1411兆、正味資産72兆
2.日本の個人資産3073兆、負債360兆、正味資産2713兆
3.日本の企業資産2524兆、負債1946兆、正味資産577兆
(出展:2022.1.24 内閣府)
⇒日本全体では債務超過になっていないが厳しい
あきらめること(教育の衰退)
1.日本の18歳の若者の14%しか国の未来を信じていない@2022
2.日本の大学生の留学率は3%、1年以上の留学は0.1% @2018
3.日本の大学世界ランキングで東大35位、京大61位@2022
(出展:英国Times Higher Education)
⇒日本の若者の勢いがなくなり内向きになっている
日本をあきらめている人が多い
日本は、このまま座して死を待って良いのか
この現実を受け止めることが一番大切である
もし、あきらめられないのであれば、行動するしかない
では、何から行えばいいのであろうか
これは、我が身が癌に侵され死に直面していると考える
死なないためには、癌(他国の攻撃)から身を守るしかない
身を守るには食料、エネルギー、安全の確保が第一である
戦争を想定して、どこで戦い、どこに逃げるか、今から
考えていかなければならない
この日本の危機にどう立ち向かうか
この危機は、時間を掛けて長期的に仕組まれた要因が多い
歴史を俯瞰すると、世界では、ありとあらゆる工作がされた
禁断の中国史、超限戦、人間の本質が歴史を作ってきた
日本は世界で唯一2000年以上、国として存続してきた
世界で唯一平和だった日本が今、狙われている!
日本が生き延びるためにはどうすれば良いか
日本の中枢神経がウイルスで侵されているのであれば、
まず、そのウイルスを除去しなければならない
そして、全うな意志決定と正しい行動が出来るような
仕組みを「影の権力」を使って正すしかない
裏で、日本の未来を掛けた駆け引きが今始まっている
日本が生き延びるために大切なこと
日本はいまでも井の中の蛙だと言われている
それで生き延びた昭和の人たちが今の危機を作り出してきた
その付けを、いまの若い世代が背負わざる得なくなっている
この危機は日本の若者の試練であるが、チャンスでもある
なぜならば、ぬるま湯でゆでガエルにならずに済むから
今、日本の教育に求められていること
日本は、いま正に、第2のウクライナになろうとしている
ウクライナは欧米(NATO)と露中の間で戦争の犠牲となった
日本も欧米と露中の対立の渦中で犠牲になる可能性が高い
その地政学と、生き延びるための歴史観、各国が共存する
ための価値観を学ぶ必要がある
戦争とテロに直面した先達から学ぶ
「人間の覚悟」を書いた五木寛之は戦争の引揚者で戦地で
終戦を迎えた。「世界で戦える人材の条件」を書いた
渥美育子もまた、2001年の世界同時多発テロの現場に直面
して、世界のリアリズムを肌で感じ取った。
その先達から、我々は絶望と希望を学ばなければならない
今直面していること
人間は自己本位で我儘な生きものである
その本性で戦争を繰り返してきた
しかし、今、人間の浅はかさを嘲るような自然の猛威が迫っている
生き延びるためには地球という自然と向き合わなければならない
人間もまた、自然の一部であることを学ばなければならない
今、学ばなければならないこと
いま世界で起きているファクトフルネスを直視すること
戦争は現実のものになるというリアリズム
その現実を受け入れ、共感と相互理解の輪を広げること
日本に於いては真のグローバル教育が欠かせない
日本を救うために何ができるか、もう一度考えたい