真夏でもウィンドブレーカーで出勤してくる人

公務員の職場では定員がきっちりしていることから、病気休職が発生すると「抜けっぱなし」になることも多く、それが残されたメンバーにさらなるリスクとなっています。こういうケースは日本全国にあると思います。

私の職場でも実は同じような状況になっていまして、私のすぐ隣にいた方が体調を崩されました。その方の仕事を分割してみんなで分け合ってこなしていますが、業務量的には純増の状態が続いています。

このような中、当初から募集していたアルバイトの方が来られる時期を迎えたため、その方に業務（というよりも作業）の一部を手伝ってもらっています。

が、この方がなかなかの曲者でして、直接指揮監督をしている私にとっては相当なストレスになっている時期もありました。ですが、とあることをきっかけに考えが変わりました。センシティブな内容についてだけ有料にさせていただきます。

どこが曲者なのか（採用前）

その方は採用前から「有名人」ということを聞いていました。いろんな役所が短期のアルバイトを募集しているのですが、よく来ていただく方も実際にいらっしゃいます。

それと同時に、毎回のように応募してくるけど採用しない人もいらっしゃいます。この「有名人」がまさにそうなのですが、面接時の受け答えに不安があるからです。

その「有名人」の面接に同席していたのですが、まず身なりがおかしい。面接の場なのにカジュアルスタイル。真夏なのにウインドブレーカー。しかもファスナーを首まで完全に閉め切っている。靴もスニーカー。どこかで適切に指導する方と出会えないとこうなってしまうものなのでしょうか。

また、志望動機を聞かれる中でこんなことをおっしゃっていました。

「他にも受けているところがあるので、受かったらそっちに行く」

妙に神経を逆なでするような発言をナチュラルにしてしまう、そのパーソナリティに非常に不安を抱かせる対応でした。

どこが曲者なのか（採用後）

とはいえ、その方を採用することにしました。詳細はこれ以上触れませんが、他に選択肢がなかったからです。

そして初日、なんと面接時と全く同じ格好で出勤！要するにセットアップが１種類しかないということです。

セットアップが１種類ということは、アウターのズボンとウィンドブレーカーは毎日着ていることに。真夏でもウィンドブレーカーってどんだけ汗をかくんだろうと思ってしまいました。

その結果、明らかに酸っぱいニオイが、、、。面接時は距離が離れていたので気づきませんでしたが、ここまで清潔感がないと民間企業では「明日から来なくていいよ」となりますが、役所ではそうはいきません。

屋内でもウィンドブレーカーを着るのでさらに汗をかかれると大変なことになると思い、せめてウィンドブレーカーは脱ぐよう指示しました。が、ニオイは直りません。職場の女性職員からも苦情の声が届きます。

せめてボディシートで体を拭くよう伝えるも聞き入れず。もうどうしようもありません。接客時はニオイがしない距離でしたのでお客さんから苦情が出なかったのが不幸中の幸いでした。アクリル板も役立ったのかなw

上司とも相談し、翌日からは朝に着替えるよう指示するとともにユニクロでインナーとポロシャツとを買って渡しました。自腹です。

仕事ぶりは？

仕事ぶりもなかなかの曲者でした、、、。

「ここに○○と書いてください」と伝えれば済むのですが、その方の場合、

「それでは今から説明をさせていただきたいと考えております」
「まずはこちらをご覧ください」
「ここに○○と書いてあります」
「ここに書かれている『○○』とは、、、（しばらく説明）」
「いきなり『○○を書け』と言われても書けない方も多いかと思いまして、こちらのほうで書き方の見本を作っておりますので、それを見ていただきたいと思っております」

といった感じで、redundant（冗長）この上ない話しぶりでした。横で見ていて「もうええって！」って何度思ったことか。幸い同時に何件も殺到するというような業務ではなく、混雑によるクレームがなかったので（予約制にしたメリット！）ギリギリ耐えた、という感じでした。

とはいえ我々なら５、６分で終わる業務に１５分近くかかるわけですが、、、。本当にクレームが出なくてよかった。

今月は接客対応はほとんどなく、バックヤードで書類整理をお願いしています。が、これも相当時間がかかり、こちらの業務遂行計画に支障を来しております、、、。

ファイルに書類を戻すだけなのに、なぜファイルを全てバラして１件１件見比べながら戻すんだい、、、。時間がかかって仕方ない、、、。

考えが変わったきっかけ

そんなこんなでここ１～２か月は日中イラっとさせられることが多い日々を過ごしておりました。

ところがつい最近、とあることを知り、考えが変わりました。