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【水やり期に突入】わたくしごとですが36歳になりまして
今月36回目の誕生日を迎えた。3回目の年女である。
そして「人生3年計画」の真ん中、「水やり期」に突入した。
以前、この「人生3年計画」について「種まき期」の記事を書いたので改めて振り返ってみた。
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「種まき期」は2019年7月からの1年間。35歳を節目に今後の生き方を考えることから始まった。
この時期は何もかもうまくいかない「停滞期」だった。わたしには半年毎のアドバイスをもらうお気に入りの占い師さんがいるのだが、その時期勧められたのは「整理整頓」「断捨離」。
占い師さんいわく「来年以降から運勢が動くから、いまは身の回りを整理する時期」で、単純なわたしは1年間かけて断捨離をした。そのときにも得られたものはたくさんあり、noteの記事にも書いている。
いま思うと、あのアドバイスは占い師さんなりに機転を利かせた優しさで「トラブルが多いからあまり動くな」の意味だったように思う。
占いの通り紆余曲折あったわけだが、「人生3年計画」の考えにずいぶん助けられた。
いま自分は「種まき期」にいる。だから、予期せぬトラブルがあっても「畑を耕すのに必要な栄養素」だと前向きになれたし、積極的に人に会えた。
新しいコミュニティに参加するのは正直勇気がいるけれど、「どの種から芽が出るかわからないから、まずは一歩踏み出そう」と思えたのだ。
そして、おそらく誰もが予想していなかった「世界的な自粛期間」には、より深く人生について考察できた。それぞれの「幸せの価値観」は大いに変化したのではないだろうか。
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2020年7月から、いよいよ「水やり期」である。
読んだ記事によると「水やり期」はこんな1年になる。
2年目になると、これらの「種」に変化が出てきます。発芽するものもあれば、種のまま土の中で死んでしまうものもある。そうした「個々の種の様子」を見極めながら、発芽したものに対してはひたすら水をやっていく——つまり、時間やお金を投下したり、小さな挑戦を仕掛けてみたり——これが、「水やり期」です。
出典:DRESS[ドレス] 「3年計画」を立てて生きると、人生の悩みは少なくなる
「水やり期」は、もっとわがままに過ごしたい(人に迷惑をかけない程度に)。これからは、まいた種を選別していく時期。自分の頭とこころをフルに使って選ぶものを決めたいと思う。
大切なのは、やらなくていいことを手放す勇気。やりたいことはたくさんあるが、使える時間も体力も有限のもの。
自分にとって本当に価値のある種を育てるには、育てない種を決めることが必要ではないかと思う。
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「水やり期」に入ってすぐ、久しぶりに実家に帰った。夕食時、母とビールを飲みながらいろいろな話をするのが毎回の楽しみ。
誕生日の話になり「今年はさらにいい年になる!いまが一番幸せ」と言ったわたしに、母は子供のような無邪気な笑顔を見せる。
そして、こう答えた。
「あら、あんたは信じられないかもしれないけどお母さんは72歳のいまが一番幸せよ」
母にはかなわない。わたしもそんな72歳になりたいと思う。
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人生は3年では終わらない。でも、3年ごとに区切り計画を立てることで、ぼんやりとしていた時間に輪郭ができ色彩が増してゆく。
同じ時間を過ごすなら、わたしはカラフルな人生を歩みたい。その方が楽しいしワクワクするから。
3年たったらまた3年…そんなふうに3年サイクルをくり返していくことで、濃い時間が積み重なる。
余計なものはそぎ落とされシンプルになり、残った質の良いものに磨きをかけることでひとは成長していくのだと思う。
いまは小さな一歩だけど、自分のまいた大切な種に丁寧に水をやり続けたい。
途中で大雨にあったりハリケーンに見舞われたとしても、諦めずに畑は守り続けよう。「雨降って地固まる」のように、痛みは栄養になると信じて。
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