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#3 かわってる
「自分(あなた)、変わってるなぁ」
これは、人を傷つけてしまう言葉でしょうか?
私は正直「変わってる」と言われて嬉しいです笑。 あ、個性的ってことだな、いい感じに”自分”を出せてるってことだな。
(大阪人の性分だからというのも多分に関係あるかもしれませんが...)
でも、そんな指標になる言葉も、
最初から嬉しかった訳ではありません。
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昔から目が悪くて、分厚い瓶底のようなメガネをかけていたこともあり、
小学生のころは、「メガネザル!」と男子からイジられるのが、とても嫌でした。
凄く悩んでいたし、先生にも相談したし、終わりの会(懐かしい!!)とかで、やめて欲しいと訴えたり…
でも全然なくなりませんでしたね、苦笑。
本当に悲しくて、みんなと違うことが、こんなにもダメなのかと悔しかったです。
そんな時に、小学校の先生がとても素敵な言葉をクラスに贈ってくれました。
「みんな違って、みんな良い」
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Photo by Mikity (The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)
調べてみると、金子みすゞ氏の詩の一節だそうで、
こちらの素敵なURLを見つけました。
当時、この詩を教えてくださったのかは記憶が定かではなく、覚えていないのですが、
目が悪くても、メガネが瓶底でも、不細工な私でも、「それでもいいんだ!それが、わたしなんだもん!」
と、自分を肯定していいんだ、と思わせてくれた、
とても記憶に残っている言葉です。
「自分(わたし)、変わってるなぁ」
わたしは、どうやら偏屈な子供だったようです、苦笑。 母から「屁理屈ばっかりいいなさんな!(言うもんじゃないよ!)」とよく怒られていました。
でもわたしの中では、ちゃんと理由があったのです。
『よそはよそ、うちはうち』『ダメなものはダメ』
「なんでウチは他所とは違うの?
ダメって、何がダメだから、あかんの??」
その理由が知りたかったのです。
だって、根本理由が分からないと、何がダメで何がイイのか、判断できないからです。
『だって、この世界は法治国家だから、犯罪を犯すことはダメだけど(もちろん人を傷付けることはいけないです)、
その昔の戦国時代なんて、今とは全く違ったもの。
今生きているこの世界には、そのルールが適用されるけど、ここと違う世界では、また違うルールがあるから』
そんな風に、本気で考えていました…苦笑
当時のわたしのことは、理解し難かったようで、扱いにくい子供だったようです。
(そりゃ、そうだ!!笑)
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40歳を目前に、やっと本当の意味で、自分を肯定できるようになり、ようやく、やっと、自分で自分のことを受容できるようになりました。
今まで、辛く苦労してきたことが、やっと報われた気がします。
あの時のあれこれの昔話を両親とできるようになり、泣いて、笑って、
「あの時はごめんね、ありがとう。」と話をできた幸せに、有り難さを噛み締める思いです。
両親が生きているうちに、誤解がとけてよかった、
お互いへの理解をより深めることができて良かった。
変わり者の自分自身を理解できて良かった。
大変だったけど、なかなか悪くはないな、笑。
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Photo by Mikity (The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)
因みに、仲の良い友人にも、よく変わってるねと言われる…
唐突に謎の詩的なことを言ってしまうことがあったり、ハプニングがよく身の回りで起こるのが、面白いらしい…苦笑
Best wishes ;D
Sincerely,
Mikity
※見出し画像の写真: at Maru Koala and Animal Park in Grantville, Australia.
(The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)