#8 ひとこと
足るを知る
相手の一言は、“要約” なのかもしれないし、
相手の言葉は、“参考資料”でもあるのかもしれない。
決して、少ないから、多いから、
価値が無い、価値が有る、と言わないで。
その一言は、一方で、
たくさんの意味が隠れているのかもしれない。
他方で、そのたくさんの言葉は、
一言で意味を成すのかもしれない。
まずは、
自己防衛のための過剰な反応はやめて、
その鋭利な言葉のナイフで相手を指摘する前に
相手は「鏡に映る自分」であるのだと知ってほしい。
鏡の中のあなたは、わたしで、
わたしは、あなた。
ひとつがふたつ、ふたりでひとり。
巡り巡り廻っている。
そう、わたしたちは、こんなにも複雑な世界で、
こんなにも単純じゃない世界で、生きているんだ。
終わりがあるから、始まりがある。
始まりがあるから、終わりがある。
落ちれば、上がる。
上がれば、落ちる。そして、また再び上がる。
あなたとわたしは、
裏と表、無知と知、生と死、
そして、人と人。
ふたつで、ひとつ。
どちらも大事、
どれも大切な価値のあるもの。
そうか、それが、人生なんだ。
そうか、それが生きる意味なんだ。
自分を受け入れることが、
相手を受け止める、ということ。
相手を受け入れることが、
自分を受け止める、ということ。
こんなにも、大事なものを抱えていたのか、
ずっと、背に負った重荷だと勘違いしていた。
あ、わたしの両手は大切なもので
もういっぱいだ。
足るを知る
さぁ、鏡の中に映る世界にも、
それぞれのつがいを見つけにいこう、
世界には、世界が溢れている。
きっと、
それは、とてもカラフルに彩られるだろう
もう、自己防衛は要らない。
Best wishes ;D
Sincerely,
Mikity
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