「#根木さん」がトレンド入りした意味
今回もパラリンピックネタです。
パラリンピックのNHKの番組にほぼ毎日出演し、一部ファンが増加中のこの方をご存じでしょうか?
根木慎志さん、2000年シドニーパラリンビック男子車椅子バスケットボール代表のアスリートです。今回のパラリンピックの番組では、視聴者の私たちにも分かりやすい言葉でスポーツの魅力について解説していただいていました。自分もたまたま見ていた車いすバスケの決勝戦、日本の銀メダルを獲得した際には、感涙しながら熱いコメントしていて、どうやらそのあとTwitterで「#根木さん」がトレンド入りしたようです。
正直、オリンピックに比べてパラリンピックは放映もNHKだけだし、注目度もそこまでではないのかなぁと思っていました。ところがところが、日本代表選手の快進撃、メダルラッシュでパラリンピックも連日ニュースで報道されることに。車いすテニスの国枝慎吾は知ってるけど他の競技は知らないなぁ、、、というのが一般的だったように思うのですが、一気にパラスポーツのアスリートに注目が集まりました。その中で、車いすバスケの快進撃、そしてその解説をされている根木さんにも注目が集まったのでしょうか。
岸田奈美さんの記事にも出ていらっしゃいますし…
実は私、昨年度まで観光部門の中でもバリアフリー関連を担当していたこともあり、仕事で根木さんや岸田さんにはお会いしたことがあります。(多分…)バリアフリー業界の中では有名な方々でもあります。その方々が、今回のパラを契機にメディアに出始め、視聴者にも分かりやすくコメントをされている場面を見て、個人的にはちょっと嬉しく思っています。
ちなみに、根木さんが出演されているこんな動画とサイトがあります。コロナ禍前の撮影なのでマスクなしですが…
このひとつ前の記事にも書きましたが、東京2020大会をやったことによって認識が広がった事柄はパラの方が多いような気がします。
観光という視点からすると、海外からのお客様は当分見込めないとすると、国内市場を刺激するしかありません。バリアフリー観光のような障害をお持ちの方にも優しい施設、観光地、公共交通機関などのハード整備やソフトの対応が広がっていくと、誰にでも快適な環境が整えられるのですよね。こういう考え方が広がるきっかけに2020大会がなるといいな、と思っていました。今回のトレンド入りの件もそのきっかけの一つになってるといいなぁと思っています。