【1000の日々】906/1000
職場のトップが去った。20年トップを務められた方だが、あっぱれなほどに淡々とさっぱりとした退き方だった。書物と来客でいつもいっぱいだった館長室を見事に空っぽにして、「どうもどうもありがとうございました」と言いながらいつものようにタクシーに乗り込んで去られた。
一私人となったその方とこれからは一個人としてお付き合いさせていただけるのが、実は、案外、とても嬉しい。
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