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英語を上達させるために、私が「やらなかった」こと

英語の勉強について、世の中にはたくさんの「勉強方法」があふれています。どれが正解なのか、勉強方法に迷う人からよく質問を頂くことがあります。

私は基本的に「誰かから教わる」ということがあまり好きではなく、自分の好きなようにやりたいし、自分のやり方が何だかんだいつも正しいと思っている(笑)ような部分があります。だから私自身はあまり「勉強の仕方」そのものについて悩んだことがありません。でもその分、自分のやり方を極めてきたので、逆に読んでいただく方には新鮮かも。

勉強の仕方には向き・不向きがあると思うので、私の方法が誰にでも良く効く、ということは絶対にない!と思います。でも、誰かのヒントになるのなら、これからはもっと積極的に、このnoteアカウントで情報発信していこうかなと思っています。質問や相談もお気軽にコメントやメッセージいただければ回答していきます。

今日のお題は英語の勉強でよく効果的と言われているけれど、私が「やっていなかった」こと。そしてその代わりにやっていたこと。

これから紹介する、私が「やらなかった」方法を完全に否定する意図はありませんし、あくまで私一個人の意見です。無理してこの方法をやっているのなら、切り替えてみたらいかがでしょうか。そんなゆるい気持ちで書きます。

単語リストの作成

わからない単語を辞書で調べて、品詞と発音記号と意味を書いて......
私はこういうの面倒で無理でした。笑
このやり方がきちんと続いている方々のマメさを尊敬します。

例えば、英語の試験に出る単語やこれから受けるTOEICで頻出単語...等、確実に覚えるべき単語なのならば、私は必死に覚えるための勉強をします。でも、もしこの単語が読んでいる洋書に出てきた初めて見る単語、というだけなら、私は意味くらいは調べますが、あえて書き留めたり、覚えるように練習したりはしません。本当に重要な単語なら、またどこかにすぐ出てくるので、何度か調べるうちに自然と覚えていく。

知らない単語なんて星の数のようにあるので、出会うたびに丁寧にノートに書き留めていたら、前に進めない。いちいち手を止めたら私は飽きちゃうので無理です。しかも知らなかったその単語って頻出単語なのだろうか。覚えて効果ある?ナマケモノの私的には重要な単語だけ、必要になったら覚えたい。笑

そして、「覚えること」が必要な時が来たら、私はノートは作らず、ひたすら覚えたい単語を書き続けます。(私は書いて覚えるタイプです。)

必要なのは、テキトウな紙と書き心地の良いペンだけ。

誰に見せるわけではないので、汚くて良い。手が覚えてくれるまで、書き続けます。裏紙で充分。飽きるほど書き続ければ忘れることもないので、復習も特にしません。見返したりせずに捨ててしまうので、キレイに書こうとか意識もしません。ただシンプルに覚える。それだけがゴールです。

(この写真を撮るために、久しぶりにやってみました。すごく字が汚い!けどこれで良いんです。受験生の頃はこれを1日に何十枚と書いてました。英語に限らず、古典の訳語をひたすら書き写したりもしました。大学院受験で設問に出そうなキーワードを覚えたかった時も、この方法。どの教科にも暗記する際は使えると思います。)

私が「単語リスト」のようなものを作らないのは、数をこなす方がずっと重要で効果的だと感じるから。キレイに作ることって、作っただけで勉強した気になりませんか?作った後、覚えることに時間を費やせてますか?

品詞分解

私はいまだに品詞分解が嫌いです。必要性がわからなかったので、学校の英語の授業中にやらされた以外は自発的にやったことがありません。時間がかかる割に、難解で実用性がないと思います。

品詞分解って、英文を「理解」し「解読」するために習うらしいのですが、別に分解しなくても、単語の意味とイディオム(熟語)の意味さえわかれば文章の意味もわかりませんか?そうやって英語を「ざっくり」理解できれば充分だと思っています。意味を解読して、直訳しても楽しくないし、そもそも言葉って「解読」するものじゃないですよね。暗号じゃないんだから!!!

試験に必要な英文はパターンがだいたい決まっているので、試験のためにはテキストや過去問に出てくる英文を「丸覚え」しました。英文には型があり、「5文型」と巷では呼ばれているようですが、私は特に意識せず。教科書等の英文を意味と一緒に丸暗記です。(やり方は上記と一緒。ひたすら書きました。)

暗記って、理解していないのでダメなんて思われがちですが、そんなことない。品詞分解の目的が「文章の意味が分かること」なのだとしたら、暗記した文章の意味がわかれば目的は達成してます。むしろ、文法用語で覚えるよりも、英文のパターンとして覚えることで英語が頭にすっと入ってきます。そして、フレーズとして覚えてしまっているので、いざ英語を使う!というシーンでも、使える英語のフレーズの枠の中で会話ができる。英語で会話するとき、助詞と副詞の順序なんて考えてないです。

オンライン英会話、英会話スクール

もちろん、お金を費やして英会話の練習ができたら、アウトプットの機会が増えるという意味で効果があるのかもしれませんが... 私は英会話スクールには行ったことがありません。

私の先生は海外ドラマや映画の主人公、TEDのスピーチやハリウッドスターのインタビュー映像でした。教材のほとんどがインターネットで無料、お金かかってません。一緒にセリフを言ってみたり、会話する気持ちで話しかけたり、言い回しをマネして自分のスピーチを作ったり...どれも自分でできることです。

次にアウトプットの機会を作りましょう。英語ができる友人(帰国子女や留学生)って、周りに意外といるのではないでしょうか。自分より英語ができる人と一緒に英語で話したり、書いたものを読んでもらったりと、恥ずかしがらずに英語をチェックしてもらいましょう。英語系のグループ(朝活、オンライングループ、イベント、ボランティア)などなどアウトプットの機会は世の中にたくさんあります!英語でブログを書いたりするのも良い手段。私も学生時代に英語で日記を書いて、高校の先生に添削してもらったりしました。

どんな素晴らしい先生がいる英会話スクールでも、ただ通うだけで英語力が伸びるなんてことはないと思います。英語のレッスンには通ったことが無い私ですが、子供向けの英会話講師をした経験があります。よく上達する子は、私とのレッスンを「実践の場」として使ってくれていました。私に言われたからやる、のではなく、自分から知りたいことを取りに来る姿勢、わからないポイント、知りたいことを用意してレッスンに持ってきます。先生に頼って教えてもらうという学習パターンではなく、学び取る意欲があるからよく伸びていました。
もちろん、英語を「教える」ことは英会話講師の仕事です。でも、教えられているだけでは英語ができるようには絶対ならない。受け身じゃダメなんです。スクールに通うのなら、行っているだけで満足してしまわないよう、気をつけて!

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