日記-わたしがいた
なんでもない日の日記
朝、帰りの電車で、私は声を殺して大泣きした。
同じ車両で、同じく大泣きする赤ちゃんもいて、声の出せない私の代わりに声を出してくれてるような気持ちになった。
1年過ごしたお家を出て半年、住人の誕生日だったのでとても久しぶりに遊びに行った。
新しい人が入って、変わっていたり、変わっていなかったり。
私が描いた絵をまだ飾ってくれていたり、私のお友達が入居してくれてから今も暮らしていたり、今日家から出る時、お家にいた時にはまっていたエヴァの漫画を貸してくれた。
おかえり、いってらっしゃいと言ってくれた。
新しさもあったけど、私が好きだった優しい雰囲気や、残っているものたちを感じて、私が一年間いたんだなと思う、わたしのあと、を感じた。
そして、帰りの電車ですごく感極まった。この感覚はなんだろう。不思議だ、なんだろう。
最近、生きている実感がなくて
ほんとに存在してるのか?存在する必要があるのか?めんどくさいな、という気持ちだったけど
今日私は、お家を通して、私の存在を感じた。
そこにわたしがいた、わたしがいたんだな、
おこがましいけど、ナルシストだけど、
"そこにわたしはいた"を感じた時
とても肯定されたような気持ちになった。
素敵な場であることは、わたしだけのものじゃないのは承知の上で、でも、私は幸せを感じた。感じさせてもらった。
全く言葉には出来ないけど、すごく大事な感覚。
忘れたくない気持ち。
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