![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50902181/rectangle_large_type_2_29e153e33a0031bcdbd5f9a76402faec.jpg?width=1200)
なんて呼ぶ?なんて呼ばれたい?絵を描く人のこと
こんばんは。今日もおつかれさまです。
みきたにし☆です。☆を付けてくれると喜びます。
最近、気になっている言葉があります。それは「絵師」という言葉です。Twitterかいわいでよく見かけます。
わたしの疑問はこれです↓。
なぜ「画家」でも「イラストレーター」でも「アーティスト」でも「絵描き」でもなく「絵師」なのか。
そもそも、それぞれの違いってなに
ここはニュートラルな立場を貫いてくれそうな「新明解国語辞典第四版」から引用してみます。(1994年2月20日 第20刷発行 三省堂)←古くてごめん
「画家」芸術としての絵をかく人。
わかりみ。一銭にもならない絵であっても「芸術」は「芸術」だし「画家」は「画家」。
「イラストレーター」イラストレーションを書くことを職業としている人。
急にリアル味をおびてきたぞ。一昔前の言葉ふうにアレンジするとしたら「職業画人」ってところでしょうか。(元ネタ「職業婦人」)
「アーティスト」芸術家。
急に広義!ノージャンル!音楽も絵も立体も、なんでもござれの懐の広さ!逆にぱっと見では何をしている人なのか分かりにくい!
「絵描き」職業として絵をかく人。画家。
なんと。ひらたく言ってしまうと、稼ごうが稼げまいが、芸術としての絵を描いていれば「画家」で、仕事にして収入を得ていたら「絵描き」になる構図ということなのか。絵かきになりたい。
プライドの高い「画家」さんが「俺は単なる絵描きになんかならない!」って叫んでいる構図も、ついでに浮かびました。
「絵師」〔もと、宮中のお抱えの絵かきの意〕「絵かき」の意の雅語的表現。
はいきた!「本来の意味はさておき流行しちゃった言葉」パターンだ!(もし、ご存じでしたらすみません)
「絵師」のイメージは、こんな感じ?
あくまでも、私見として箇条書きにしてみました。
・収入につながるかは関係がない
あくまでも印象です。「仕事」としてやっていない感じで描いてます……でも、収入につながることに対しては、イヤという訳ではない。そういったイメージがあります。
・ある程度のスキルがある
「絵師になりたい」と発言している方は、「まず満足できる画力を身につけたい」と考えている努力家が多いように感じます。ただ「絵師」を自称するのと、「絵師様」と他称されるので、ちょっと結果が違う場合があるような気もします。
・アニメ絵、漫画タッチ
現代の「絵師」さんはアニメ・コミック界隈にお住いのようです。これには何か理由があるのでしょうか。興味津々です。
※実際に「絵師」さんに、「なぜ絵師を名乗っているのですか?」というインタビューをしたら、結果は変わるかもしれません。
余談「イラストは描きませんよ」という印象的な言葉
以前、ギャラリーでのグループ展で
「イラストは描かれないんですか?」
「(絵は描くけど)イラストは描きません」
という、やり取りがありました。
そのときの自分は、「絵」よりもカジュアルな雰囲気で「イラスト」という言葉を使ったつもりでした。
でも、人によって感じ方が違うみたいでした。勉強になります。
まとめ
結論は……出ません!
ただ……
「画家」「イラストレーター」「アーティスト」「絵かき」「イラスト書き」「作家」「絵師」……あれ?増えてる……
そういった「名称」の中から、何を自称するかについては、
「自分のことを知らない第三者に対して、自分がやっていることを、分かってもらえるのに適した名称」を選ぶのが、無難な気がしました。
あるいは、もっと単純に、
「自分が自分をどう呼びたいか」という選択肢も、ありなのかもしれませんね……。繰り返し自称しているうちに、だんだんと現実化していく、ということもあるでしょうから。
絵かきになりたい。
いいなと思ったら応援しよう!
![みき☆たにしillustration](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142008345/profile_cce13ac4a1af531450d286649a5a1b8c.png?width=600&crop=1:1,smart)