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防災をエンターテイメントに

ようやく秋らしい気候になってきた昨今。と思っていたら、もう11月です。しかも今月は30日までしかありません。油断なりませんよ、みなさん!

さて、前置きはこのぐらいにして。

こちらのnoteのタイトルを見て、「防災をエンターテイメントにする」とは、どういうこと!?と感じた方は多いはず。

かくいう私も、そのひとりです。

どうやら、キーワードは「ぼうさい」ということらしく…。

防災×帽祭

「防災」はご存知の単語でしょうけれど、はて「帽祭」とは?
こちらも「ぼうさい」と読みます。

帽⼦をアイコンとして、より防災を⾝近にする活動です。
東松島がルーツのおのくんプロジェクトが⺟体となって始まりました。「防災をエンタメに」「防災を楽しく」という趣旨に、⼀般財団法⼈世界防災フォーラムも賛同し、活動が広がっています。⼤⼈も⼦供も、皆が⼀緒に防災をより⾝近に感じることができるよう帽⼦(ハット)をかぶっておしゃれに⾏う防災訓練を企画したり、スポーツ選⼿と⼀緒に帽⼦をかぶり試合を応援することで、防災にみんなで興味を持ってもらおうという活動です。

「防災×帽祭プロジェクト」webより抜粋

銀座ハット&スタイリング


先日、わたしが参加したこちらのイベントも、防災×帽祭の一環としておこなわれたもの。

ホイッスルがあしらわれた帽子もありました。

おのくんとは

前回のハット&スタイリングの写真にも出て来ました。こちらのnoteのヘッダーにもいるユニークなぬいぐるみ。
(この子なんだろ?)と思われる方も多いはず。

そうです、この子がおのくんです。本名は「めんどくしぇ おのくん」。東日本大震災からの復興を願うお母さんたちの手によって生まれました。

おのくんは靴下から生まれたソックスモンキー。
宮城県東松島市「小野駅前応急仮設住宅」で誕生しました。
被災地のおかあさんたちが “めんどくしぇ” ってぼやきつつ、
復興を願い毎日チクチク作ってくれるんです。

おのくんを通じて東松島のことをもっと知ってもらえるように…
おのくんには、そんな願いが込められています。

おのくん公式サイトより抜粋

こうした願いのこもった「おのくん」ですが、転売が問題になっているそうです。
転売されるほど、おのくんの人気が高まっているのかもしれませんが、本来の目的を思ったら、立ち止まって考えなければいけないと思います。
例えばなんですが、赤い羽根共同募金に募金せずに、あの羽根だけをフリマアプリ等で購入しても意味がありませんよね……。

東松島市とは

おのくんが生まれた東松島市は、宮城県中部の仙台湾をのぞむ環境に位置し、東日本大震災の際には甚大な被害が発生しました。1000人を超える方が犠牲となり、行方不明のままの方もいらっしゃいます。また、たくさんの建物が被災し、仮設住宅での暮らしを余儀なくされました。
同市には、東松島市東日本大震災復興祈念公園や、東松島市震災復興伝承館があります。

東松島市震災復興伝承館

開館時間 9時~17時
 定休日 毎月第3水曜日
 入館料 無料
 駐車場 有(大型バス駐車可能) ※無料
 所在地 宮城県東松島市野蒜字北余景56-36
 問合せ 電話:0225-86-2985 / FAX:0225-86-2985

まとめになるか分からないまとめ

東日本大震災の体験

①当日

地震が発生した時、私は東京都町田市の電気屋さんで働いていました。記録をさかのぼると、同市は震度5だったとのことで、私にとって初めて体験する大きな地震となりました。

あまりの揺れの大きさに商品がバラバラと棚からこぼれ落ちる中、お客さんを外に避難させなければいけない、恐怖でふるえるパートさんを逃がさなくてはいけない、もちろん自分も逃げなくてはいけない……ただもう必死でした。

揺れがおさまると、不安でたまらない人たちがお店の外に行列をつくりました。万が一のための、ラジオ、乾電池、卓上ガスコンロやガスボンベ……とにかく、安心につながりそうなものを買っておきたくて必死でした。日が暮れてもお客さんは途切れず、販売できるものがなくなって謝ってお店を閉めた……そんなことを記憶しています。

②後日

その後の身近な出来事でもっとも印象的だったのが、お店の棚から生理用品が消えたことでした。
途方に暮れていても生理は来てしまうので、実家の母に電話をして送ってもらったのを覚えています。

災害や、病気の流行がおこると、不安な心理から必要以上にストックを持ちたくなる……自分も含め、人間とはそういうものだと知っておくことが大切かもしれません。
それで、自分が今は冷静ではないと気が付くことができれば、それだけでも少しは行動が変わる気がするのです。

防災は他人事ではない!

今も、各地で地震や水害が発生しています。

私たちの力では、地震や豪雨そのものを防いだり、無くしたりすることは出来ません。

そして、いざ何かが起こった時、恐怖や不安を感じたりするのは、人として当たり前だと思います。そんな状況に直面した時、「ただ逃げることだけに集中できる」ための備えをしておくのは、ほんとうに大切。

防災をもっと日常に。

停電してしまったら、お財布ケータイは使えません!お金があっても物が買えるとも限りません。

とにかく備え!困っていたら助け合える気持ち……これも日ごろから備えておきたいものです。




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みき☆たにしillustration
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