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やすらぎ
村上春樹の、多崎つくると巡礼の旅を読んでいたら心がなぜかリラックスした。
悲しいお話のはずなのに。さすが日本を代表する作家の作品だ。
悲しみがリラックス効果があるなんて。
ところで
私は、恋愛する相手に求めるのは1位がやすらぎだ。
もちろん恋の始めはドキドキもするし、会う度、緊張したりもするけれど
時間が経つと、そのトキメキは愛されてるという安心感も加味し、恋は愛に変わる。
私がヤキモチを妬かない性質なのか
元恋人や元夫達が注意深く、私がそんな思いを抱かなくて良いように避けてくれていたのか
わからないけれど、私にとってパートナーとの時間は、いつもやすらかなものである。
ただ
1度だけを除いて。
以前1度書いたけど
20から23まで御付き合いしていた人に、私は完璧な形の失恋をした。
浮気ではなく、完全に、新しい女性に恋に落ちられた。
あの時の深い悲しみがトラウマとなり
私は無意識に、付き合う男性を
私の事を大事に、愛してくれる人を選ばせてるように思う。
つまり、愛されてる実感がないと
私のラストの心の扉は開かない。
これは、私に限った話しではなく
女性なら、よく言われるアレ
愛するより愛された方が幸せになれるというやつである。
私は、その説を思い切り肯定したいと思う。
恋愛が苦しいものだなんて、あんまりじゃないか。
愛しさと、切なさを(なんかの歌詞みたい)
2つを天秤にかけて、私は愛しさを選ぶ。
そしてやすらぎという名の幸せを手に日々を過ごしています。