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カナダの病棟看護師長、マネジメントの大変さ

こちらの看護師長は、自分で人を雇ったり予算を組んだりしなければならないので、けっこう大変なのではないかなと思う。
マネジメントにかなりフォーカスしてるので、日本の看護師長とはまた少し役割が違いそうに思う。

こちらでは、うえからは、予算を削れ、患者さん達を早く退院させろと言われ、私達下のスタッフからも色々と言われる。
人員削減が一番手っ取り早い予算削減だが、それをしようとしたら嫌われるのは当たり前だし、看護師長がスタッフを守るよりもお金のことばかり考えてるのが見えてしまうと、好かれるのは大変だと思う。

スタッフからすると、自分達が守られてる、自分達の声を聞いてもらってる、と思えなければとてもサポートできない。
不満もたまっていく。

こちらの看護師長は勤務表を作らなくてもよい。
スケジューリング部門が病院すべてのスタッフのスケジュールを管理する。
日本で勤務表を作るのに苦労してそうな看護師長さん達を見てたので、こちらの看護師長がそれをやらなくていいのは楽だろうなと思っていた。

でも予算を組み、購入する物品を選び、入退院をスムーズにするための対策案を出し、産休育休の補充ややめていく人達のポジションを埋めるためのスタッフを採用するなど、勤務表以外のところの負担が大きいと思う。

好かれる看護師長もいれば、好かれない看護師長もいる。
役割は多少違うけれども、これに関してはどこの国でも同じだろうと思う。
自分はとてもではないけどマネージメントをするのは無理だと思っている。
でも誰かがやらなくてはならないし、スタッフに文句を言われながらもやってくれる看護師長さんたちには、きっと感謝しなければならないのだろうな。

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