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ボランティア疲れのメカニズム

僕はここ1年ほど前から西野亮廣さんの影響を受けてボランティア活動をするようになりました。
川沿いの清掃、駅前の清掃、チラシ配り、ハーブ摘み、イベントスタッフ等々。
僕がボランティアに参加する理由は、そこに参加者同士のコミュニケーションがあるのと『GIVER(ギバー)』になりたいから。
世の中にはギバー(惜しみなく提供する人)、テイカー(自分の利益を優先する人)、 マッチャ―(損得のバランスを考える人)の3種類がいます。
そして最も成功しやすいと言われているのがギバー。
ただし、最も損しやすい人もまたギバーだと言います。
この事についての詳細はアダムグラントさんの著書『GIVE&TAKE』がおススメ。

惜しみなく提供するギバーが一番成功するのは「徳を積みなさい」など古代から言われていることなので何となくわかると思います。
でも一番損しやすいと言われる理由とは?
ボランティア活動をしている善意者が『ボランティア疲れ』を起こす理由もここにあります。

世の中には思考停止したギバーから搾取するテイカーがいるから。

無償のボランティア活動とは奉仕活動なので基本的には見返りを求めません。
出来ることだけを出来る範囲で。
少しのありがとうをもらえたり、自分で善い事をしたなぁと思えたら満足なのです。
でもこれは飽くまで無償のボランティアについて。

最近ではお金を払って参加する有料のボランティアがあります。
#ボラスタ権
お金を払ってまで参加しているのにも関わらず、ボランティアスタッフに立案者の意見を押し付けることはボランティア疲れを加速させる。
イベントに不慣れな人だったり、西野エンタメのインターン生が立ち上げる企画でも時々目の当たりにすることです。
(立案者のファンが参加しているボランティア活動は別、純粋な支援)

では有効な手段とは?
参加者に適した役割を割り振る。

普段から接客に携わってるから接客が得意な人、会計が得意な人、集客が得意な人、PCが得意な人等、色んな人がいます。
今回の活動では自分のスペシャルティを活かせるものがないから掃除だったり雑用を手伝いたい!という人だっています。
ボランティア活動では、ボランティア参加者にとって好都合な役割を割り振ることが満足度に繋がりそう。
西野さんはこの役割のことを『ちょっと頑張ればヒーローになれる仕組み(その人にとっての変身ベルト)』と言っています。
やりたいと思うことや、好きなことって前のめりに頑張れるでしょ。
イベントとはハレの日(非日常)なので、普段味わえない多くの人からの感謝・ありがとうを言われます。
そしてイベントが大きくなればなるほど、成功すればするほど感謝の声も大きくなり、変身ベルトの効力(感謝の声)が増し、ボラ活のリピート率が上がるのだと思います。
西野亮廣さんが多くのボランティアを巻き込める理由は、西野さんがちゃんとイベント(ハレの日を)を大きく・成功させて盛り上げてくれるから。
そして巻き込んだ人に対しては決して意見を押し付けず、ちゃんと西野さん自身が感謝も伝えてくれます。

もしボランティアを募ったり参加する機会があるならばこんな事を意識すると良さそうです。

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