SDGsを踏まえて
最近少しブームが落ち着きすぎている感のあるSDGs、このタイミングでSDGsについて考えてみる。
SDGsとは Sustainable Development Goalsの略であり、持続可能な開発目標と訳される。
17の目標から成り立っており、前半は貧困や飢餓・健康・教育・平等・水についての目標。
中盤は、エネルギーや働き方、経済だったり、まちづくりの目標。
そして後半では自然や平和などについての目標。
まだモノが不足しており、経済が右肩上がりだった過去の経済成長期では、保有する資源を思いっきり使って経済発展に尽力していた。
資本主義経済真っ只中で、稼ぐことこそが正義そのものでした。
多くの人が通帳の数字を大きくすることに躍起になっていた時代。
それが通帳の数字を大きくする行為は単なる『虚無』であることに気付いた。
お金を実際に目で見て、手に取れていた時代はそうでもなかった。
でも今のお金のやり取りとは、銀行間の数字をただ動かすだけ。
これじゃ、お金を実感できない。
ビットコインやイーサなんかの暗号試算(仮想通過)も実態はない。
あるのは数字の記録だけ。
結局のところ資本主義経済では、資源の限界にたどり着き、資源の枯渇を招いてしまった。
これじゃダメだよねという事で、今存在している資源の中で何とかしよう、必要な分を必要なだけ、との思いに至る。
つまるところ「無駄遣いを減らして今の状態をキープしようね」というのがSDGsの実態。
別の言い方では『定常経済』で行きましょう、という目標こそがSDGs。
ですが僕たち人間は、一度体験した便利さを捨てることって中々できない。
パンドラの箱は開けられてしまった。
どんなに努力してもすべての人々をSDGs(定常経済)に引っ張ってくることは不可能。
それらを踏まえて僕の意見はというと、テクノロジーの力で選択肢を増やしたい。
人は考える事の出来る生き物。
我慢や節制という選択肢も持ちつつ、思考して新しい選択肢を生み出したい。
世の中を少しだけでも優しくしたい。