商店の進化
商店とは「商業的な活動を行うための建物のことであり、商品やサービスを提供する場所」とウィキペディア先生がいう。
そして商店も時代に合わせて様々な形に進化を遂げてきた。
最初は村や町の『小売店』から始まる。
ここでは村人や町民が集まる『憩いの場』としての役割も果たし、コミュニティの形成に一役かっていた。
それから『デパート』が誕生し、デパートでは『高級品』が売られるようになる。
パイナップルの食べ方などは、デパートで店員さんに教わったりしていたものだ。
次に『ショッピングモール』、イオンのような総合娯楽施設が誕生した。
ここまで来ると小売店時代の『コミュニティ』の役割はなくなってしまう。
続いて家電量販店のような、大量生産で安く売る『大規模小売店』が誕生。
殆どの商品がここまでで対応可能となる。
残すはニッチな分野に強い『専門店』やコンビニのような『便利屋』の誕生。
ここで商店の進化が止まるかなと思われていたのだが、ネットの誕生によりAmazonを代表とする『EC』が現れる。(これが今)
ここまで来ると「どの店もサービスやクオリティに大きな差がなくなっている」と言われており、次は原点回帰による小売店が持っていた『コミュニティ』に注目が集まっている。
「『どこで』買うのではなく、『誰から』買うか」という人軸で決める発想だ。
歴史は繰り返すと言うが、実際は『螺旋階段』のように前の場所よりも少し高い位置に戻ってくる。
これが進化の真髄だ。