気絶しそうになりながら作ってきた離乳食を眺める+参考にした情報など
こんなにも、自分以外の人間のメシのことばかり考えて過ごした日々があろうか。いやない。
子どもが生後5ヶ月を過ぎた頃から、ゆる〜く離乳食を始めて早半年。
いやほんと、子どものご飯の準備って大変ですね。これを経験してきたすべての方にお疲れ様でしたと言いたい。
8ヶ月で中期食後半にさしかかったあたりから「これはなかなかめんどい……」と思い始め、後期の頃は体調不良や仕事で落ち着かない時期が重なってヒィヒィ。毎日ほとんど気絶しそうになりながら子どものご飯を用意していました。いや、完了食に入った今もまだそんな感じです。え、これがあと15年くらいは続くって? そんなバカな……。
毎日が目まぐるし過ぎてほんの1ヶ月前のことでも記憶がないので、ここらで写真を一気に振り返ってみたいと思います。普通のご飯です。ただ眺めるだけです。
ただ、おまけとして後半に、離乳食について参考になった本やその他情報、サービスをまとめました。
子9ヶ月・とにかく粥を食べない
子どもがあまり離乳食に意欲的でなかったため、ゴックン期(初期)〜モグモグ期(中期)をそれぞれちょっと長くとっていました。これはモグモグ期の最終盤くらい。粥が全然好きじゃなくて、野菜の汁物ばかり積極的に食べていました。
子10ヶ月・やはり粥を食べない
モグモグ期〜パクパク期(後期)の間くらいのご飯を作っている時期が一番長かった気がする。歯は順調に生えてきていたけれど、ドロドロすぎても食べず、硬くても食べないという難しい状態でした。特に米を嫌がるので毎回四苦八苦。ちなみにこの頃はまだ夜中だけ授乳をしていました。
子11ヶ月・いろいろ作るが拒否られがち
なんとなく硬めのものも食べるようになってきたかな……という時期。でもこの頃はまだまだ食事に対して淡白で、一部の好物以外には反応薄でした。引き続き米を食べさせるのに苦闘。喜んで食べていたのはパンとバナナくらいだったような。
子1歳・魚とカレーに目覚める
一歳になった頃から、急にしっかりものを食べるようになりました。おやつ代わりのミルクをやめたのと、料理にそれなりに味付けをするようになったのが大きかったのかも。こちらが何も促さなくてもスプーンで食べようとしたり、食べたいものと食べたくないものの区別をつけるようになってきたりして面白かったです。
子1歳1ヶ月・やたらとオクラが好き
ようやく完全に卒乳し、食事のリズムも定着。そして子どもの朝ごはんが定番化。しっかり食欲が出て、お腹が空いたらそれをアピールしてくるようになりました。食べたいものを指さしたり、自分でなんでも食べようとしたりと、もう一丁前なんだなあと思うことが多かったです。
子1歳2ヶ月(今)・納豆星人登場
というわけで、なう。もうすっかり食欲旺盛で、ご飯の時間になると大騒ぎするくらいになりました。ちょっと前までご飯を出してもシラーッとしていたのになあ、と思うと不思議。まだ口にやたら詰め込む癖は抜けず、スプーンでうまくすくえないとすぐ手掴みに切り替えてしまうので世話は焼けますが、だいぶ大人みたいな食事風景になってきました。
……改めて振り返ると、仕事もありつつほぼワンオペでよくせっせと作ってきたな〜、という気持ち。
食のバランスを確認するためと、なんとなく自分のモチベーションのために一応毎日のように食事の写真を撮ってきていたのですが、並べて見ると結構達成感がある。
基本的なルーティンとしては、昔も今も、週末の夫がいる時間帯にその先一週間分くらいのご飯を用意する、というやり方で回しています。
米は日々炊いたものを分けておき、ロールパンはヤマザキパンの15個入りのを冷凍しておく。
おかずに関しては、ブロッコリーやオクラなどのすぐ使える食材は冷凍ものに頼りつつ、魚or肉と野菜の煮物やスープを用意。最近は夫が鶏肉のハンバーグを焼いてくれるのでそれも常備菜にしています。と、文章で書くと簡単だけど、この工程をスムーズに回していくのが難しいんだよね……。
おやつはパン、ソーセージ、バナナ、茹でたさつまいもあたりを適当に。砂糖の甘みの強いお菓子はあげない、飲み物は水とお茶のみ、という以外はそんなに制限していません。
ベビーフードはあまり使わないのか、と聞かれることがあるんですが、使わないこともないです。ただベビーフードだと、子どもの好き嫌いがどう発動するかよくわからないんですよね。食べないときは一切食べないので、食べるかどうかやきもきする方が面倒だな、と9割くらいは手作りにしていました。
離乳食をやっていくにあたり参考になった情報やサービス
離乳食をやっていくにあたり参考にしたものをご紹介します。
①離乳食教室に行ってみた
離乳食が始まる時期に、まず離乳食教室に行ってみました。
こちらはたいなかゆきこさんという離乳食アドバイザーの方がやっている、赤ちゃんと一緒に行ける教室です。うちに来てくれていた看護師免許を持つベビーシッターさんの紹介で知り、「実際に離乳食を作るところを見られる+作ったものを味見できる」と聞いて行くことにしました。
メイクでもなんでもそうですが、私は「プロの実演を生で見られる」イベントほどお得なものはないと思っています。生身の人間の動きは、本や動画より情報量が多いので。
行ってみて、自分に必要そうなアイテムや、野菜のいい感じの茹で方が一発でわかったのがとてもよかった。「離乳食、そんなに気張らずやってよさそうだな」と思えたのも収穫でした。赤ちゃん連れの移動はちょっと大変ですがおすすめです。
②YouTubeで離乳食オペレーションを学ぶ
そうはいってももちろん動画も見ます。
離乳食、初期はともかく中期頃からは一気に”オペレーション”度が上がるので、効率的な作り方を学ぶためにストックづくりの動画をよく見ていました。ダイレクトに真似したのはこの辺りです。このままの調理をしたというよりは、何をどういう順番で、どんな構成で作り置いておくといいのか、という流れを学びました。
③レシピ本・記事
で、実際何作るのよ、という部分は普通にレシピに頼りました。
ネットにいくらでもあるんだからレシピ本は買わんでいい、と言う人も多いですが、私はとりあえず以下の二冊だけ買いました。たまひよの方は、レシピそのものを知りたいというより、進め方のポイントを学ぶための購入。この手のことを解説している動画やサイトは無数にあるけど、まあなんだかんだ本で網羅的に情報を頭に入れると安心できます。
こちらは離乳食の冷凍作り置き界隈で人気の本。取り入れやすかったです。週末にごっそり準備する腕はこれで磨いた!
パルシステムのレシピサイトも重宝しました。作りやすく、子ども受けのいいレシピが揃っています。
意外と苦労したのが「つかみ食べ」のレシピ。茹で野菜以外はあまり思いつかず、変わり種はインスタでいつも探していました。インスタって離乳食アカウントがめっっちゃたくさんあるんですよね……。
こちらは後期食・完了食のアカウント。ちょこちょこ見て真似しました。
一歳児のご飯を載せているこちらのアカウントも、今まさに参考にさせてもらっています。
意外とnoteにもお世話になりました。こちらのばたこさんという方が紹介されているアンナベルレシピ、どれもとてもよかったです。
我が家では中でも、こちらの牛肉とさつまいものカセロールがスマッシュヒットでした。野菜と少しのトマトピューレがあればできるので超簡単。私はリンゴジュースを省いたり、最近では少しコンソメも入れたりしてアレンジしています。肉も野菜も摂れて、かつ子どもにも好評なのが嬉しい。上にも載せましたが、これがうちでは朝の定番おかずです。
④福田萌子大将の背中を追う
そして最後は、モチベーションアップのためのカンフル剤である福田萌子様のアカウント……。
とても真似はできないけど、でも私も我が子のために及ばずながら頑張ろうという気になります。ありがたい、ありがたい。
子どものご飯の準備って大変だけど、それでも美味しそうに食べてもらえるとやっぱり嬉しいんですよね。
個人的には、日々食べ方が進化していくのを見るのが面白くて好きです。そうか、人間ってこうやってものを持てるようになっていくのか、食べるものを選別するようになっていくのか……など考えながら子どもを眺めていると、ある種の神秘的な気持ちにすらなる。
そういう意味では、離乳食づくりは身体的・時間的には大変だけれど、同じくらい喜びを与えてくれるイベントでもあるなと思います。大変だけど……。
いろいろ振り返って、ちょっとまたやる気が出てきたから頑張ろう。今日は作り置きをする日!