パリのマダムや観光客でいつも賑わう夢のようなサロン・ド・テ
欧米の企業で会社員をしていると、日本のように同僚たちと仕事帰りに飲みに行ったりご飯を食べたりすることはあまりない。
ただ、転職して同じ職場でなくなった元同僚たちとこれからも繋がっていたいなあと思う時や、お互いの近況報告や情報交換などのために、時々連絡をとってお茶やご飯をすることがよくある。
一緒に働いていた時に職場ではあまり話せなかったことを仕事の外で話したりしながら、もう20年くらい繋がっている元同僚たちも何人かいる。
バレンシアガで一緒だったエレーヌとヴァンサンとソフィーとは定期的に会う。特にコロナ禍のロックダウンでパリのアパートから出られなかった2020年にはよくオンライン飲み会をこの3人が企画してくれて一人暮らしの私は救われた。今はもうみんなバレンシアガにはいないが、何か困ったことがある時にはいつでも頼れる存在だ。
また、ニナリッチ時代の同僚で親友のジェシカも彼女と家族が日本に夏休みのバカンスに来た時も東京で会ったり、コロナの時もニューヨークから戻ってきたばかりの私をいろいろ心配してくれた。
ニューヨークといえば、コーチ時代のリサは出張でパリに来た時や、プライベートでミラノやフィレンツェ、パリに来た時に声をかけてくれるので、現地で待ち合わせしてご飯食べたり、お互いに仕事関係の面接の前にはポートフォリオを見せ合ったりしている。
ランバン時代にシェフ・ダトリエ(Chef d'atelier - アトリエのチーフ)だったジャックリーヌは、確か定年後もパートタイムのモデリスト(パタンナー)として仕事を続けていたが完全に退職し、私は私で次のステップに進むためにランバン社を退社したのだが、しばらくしてお互いの近況を知りたくて一緒にお茶をしようということになった。
そのときに彼女が「ここのマカロンは美味しいから」と言って待ち合わせの場として提案してくれたのが、今日ご紹介するサロン・ド・テだ。
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