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文章を書くことと、服をデザインする作業は実はよく似ている。
私は、服をデザインするのと同じくらい文章を書くのが好きだ。
文章を書く作業は、デザインする行程と非常によく似ている。
まず、書こうと思っているテーマの大筋の構成を決める。考察や裏付けをするためにありとあらゆる資料を引っ張り出してきて、それを片っ端から読み分析し、それを自分のことばで文章化していく。
最初に書いた文章は一度全て見直す。書いたままでそのまま終わりにせず、テーマに合わない文章はどんなに美しい文章でも、もったいなくても削除し、テーマに沿った適切な文章だけに絞り込み、説明が不足していればまた足す、という作業を繰り返す。
この編集作業が、ひとりでやるとなかなか難しいのだが、これをしないと何を言いたいのか、テーマがぼやけて受け取る側に伝わりにくくなってしまうことがよくある。
ありとあらゆる知識の中から、自分の本当に訴えたいことを抽出し文章や服のデザインにする、実はこれがクリエーターの一番の見せ所なのだ。
もしかしたら、この作業の重要さは、どのクリエイティブな仕事にも共通することかもしれない。
ということで、先日行われた2023年秋冬ミラノ&パリメンズコレクションの中から、押さえておきたい10のブランドを厳選、執筆した記事が公開されました。良かったらご覧ください。
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![大森美希 / パリ在住ファッションデザイナー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137201753/profile_f8c0ed2a777f7919e05f370fa2401c7b.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)