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GSOMIA破棄はインバウンド戦略を考え直すいい機会。

こんにちは、カイダです。
田舎起業田舎でフリーランス地域を動画でPRをテーマにいわゆる田舎とされる場所で、本格的に活動するようになって約2年。

小さな温泉地や観光地ともつながりができてきました。
そんな中で、私はいつも『インバウンドに頼り過ぎない観光戦略』を考える必要があると常々口にしてきました。

先日のツイートがこちら。

いまこそ、インバウンド戦略を見直すいい機会ではないでしょうか?

ちなみに私は好韓でも嫌韓でもありません。
地政学的にも気の毒な環境に国を構える隣国には同情しています。

しかし、今回の経緯から日本観光への不利益を招いた隣国の行為や、事前の対策もまったくないままに、事が起きてから不満を口にする日本の観光業には思うことがあります。

■インバウンド需要は否定しません、むしろ大歓迎。

伸びる訪日外国人観光客数

2018年に日本を訪れた訪日外国人観光客の数は3,000万人を超え、過去最高を記録したとのこと、これは喜ばしいことです。

海外から日本に訪れて頂き、日本の文化や素晴らしさを知って頂けるのは嬉しいことですし、もっともっと多くの皆様に知って頂きたい。

ただし、インバウンドの恩恵は明だけではなく暗も存在します。
今回のような隣国の観光自粛は象徴的と言えるのではないでしょうか。

なにごともそうなんですがリスク分散はすべき。

最近、セオリーになってきているのが働き方のリスク分散。
起業や副業と働く選択肢の幅が広がる中、収入源は1つに絞らず複数用意せよとの考え方が浸透してきています。

今年は安泰でも3年後はわからない。

だからこそ1つの事業がダメになっても、他の事業でカバーできるようなリスク分散が必要になる。

こういったことが観光分野でも求められているんだと思います。

感情こそ正義、そこにある真実は届かない

決定的な亀裂を生じさせたGSOMIA破棄。

GSOMIA破棄で決定付けられらた国家間の亀裂は、日本の観光産業へも大きなダメージをあたえるものになったと現場の声を聞いても明らかでした。

冷静に事の経緯を鑑みると、非は隣国にあると個人的には感じています。
同時に、隣国の高まった感情が落ち着いていくようにも思えません。

現に、日本への観光客減少だけではなく日本製品の不買運動は未だ根強い。
これは本当に残念なことです。

私は、こういった政治情勢や社会情勢で豹変する国家国民相手のインバウンド戦略は限定的で構わないと考えています。

豹変する国家国民はなにも韓国だけではない

政治情勢や社会情勢で国民意識が大きく変化し、悲惨な結果を招いた事例は過去にもありました。

2012年尖閣諸島抗議デモによって日本企業の工場が襲撃された事件です。

中国の現代化への貢献を掲げ、電子工業化の急速な発展の支援を目的に中国に進出した松下電器(現パナソニック)の工場は暴徒に襲撃され、大きな損害を受けました。

恩を仇で返すとは言いませんが、政治情勢や社会情勢でここまで変化するのかと恐怖すら覚えたことはいまだ忘れていません。

………………

突然ですが、訪日外国客数の1位が中国で2位が韓国です。
訪れる多くの皆様は日本を好意的に思ってくれているんだと思います。

しかし、現状起きている不利益や、これまでの感情先行の各国の暴挙を踏まえると、これら周辺国に左右され過ぎるインバウンド戦略は、リスクが高すぎるように感じます。

一度定着したイメージの払拭は難しい

2016年の熊本・大分地震(正式には熊本地震)はまだ記憶に新しい災害だと思います。この時から生じた風評被害は徐々に少なくなりつつあるとはいえ、今も尚続いています。

たしかに、被災し営業が困難になった宿泊施設や通行止めになった道路はありましたが、震災前とほぼ変わらぬ形で宿泊客を出迎えている旅館やホテルもありました。

このように、日本国内であっても正確な情報の周知は行き届かず、誤解は続いたまま。これが某国の国家国民の皆様に、正確な地域の実情や情報が届くとは到底思えません。

インバウンド(訪日観光)の理想形 

1つは先にも述べたようにリスク分散することです。
徐々にですが東南アジアを中心とした訪日客は伸びています。

インドネシア、ベトナム、タイ、フィリピン、インドなどの国々は経済情勢はあるかもしれませんが、日本との政治情勢や社会情勢で途端に訪日観光に不利益な影響を及ぼす可能性は高くありません。

現状、実入りの大きな観光客相手に資本を注ぎ込みたくなる気持ちはわかりますが、今回の騒動を見ればやはり一国、二国集中の受け入れ態勢は考え直すべきです。

もう1つは、国別に澄み分け観光客を受け入れる仕組みもあるのでは?
これを言うと人種差別だとすぐにご指摘いただくんですが、○○国の人は禁止といった過激なことをせずとも棲み分けに成功した事例はあります。

それが、団体訪日客をすべてお断りし、個人訪日客向けのサービスに特化した観光地化を図った事例です。

国に限らず団体訪日客のマナーは個人の訪日客と比べて明らかに悪い。
加えて個人の訪日客は、個別の対応が必要になるものの結果として手間がかからず1人当たりの単価も高い。

このようなメリットがありました。

よって、団体客をすべて断り個人の対応をメインにしてみると、静かに賑わう観光地となり情緒がより洗練され、それが口コミで伝わり良質な個人客がどんどん増えていったという経緯です。

昔懐かしい国内客でにぎわう観光地

九州の観光地や温泉地をぶらり散策する機会が多い私が最近よく耳にするフレーズに「どこいっても外国の人だらけだね」といったものがあります。

実際に、あそこの観光地は外国のお客さんが多かったから、いつか賑わいが落ち着いたら行ってみようかな。なんて話も聞きます。

日本人だけで楽しめる観光地や温泉地を求める声って思った以上に多い。
これが私の最近の驚いた率直な感想です。

あまり有名ではない、あるいはそこそこ知られているんだけど利便性が悪くパッとしない観光地や温泉地は意外に多く存在しています。

そういったところに限って意外と日本人客が多い。
これって売りになったりしませんかね?

昔懐かしい国内客でゆる~くにぎわう観光地。
こういった売り方で日本人客を集客していくのも面白そうですね。

こういう場所も少しでいいから増えていくといいなぁ。

最後に

今回はGSOMIA破棄とインバウンドを関連付けて綴ってみましたが、このまま日本と韓国がこじれたままでいて欲しいとは思っていません。

いつか自立した責任ある一国として向き合える時が訪れ、友人としてしっかりと手を握り分かち合える日がくることを願っています。

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カイダミキオ@久住・九重マニア
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