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木から降りられなくなった男
木から降りられなくなった男を見かけても、助ける人はいない。
みんな、「木から降りられなくなったのは勝手に木に登ったやつが悪い」という共通認識のもと、社会の中で健気に生きている。
そもそも木に登らなければこんなことを考える必要もない。男は全て木に登るな。
木の上に何があるというのか。しょうもない。
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木に登ってみた。
とても風が気持ちが良い。
好き
1000文字BL「金貸してくれみたいに言うな」
後輩「あの...すみません」
先輩「お、どうした?」
後輩「先輩、今お時間よろしいでしょうか」
先輩「ん?別にいいけど」
後輩「先輩ガム一つくださらないでしょうか...」
先輩「金貸してくれみたいに言うなよ」
後輩「ありがとうございます!」
先輩「もっとフランクでいいよ」
後輩「とんでもない!ありがとうございます」
先輩「変なやつだな、お前」
後輩「実は一つ相談がありまして.
1000文字思考 その46 「(ご本人登場の音楽)」
①モノマネ歌番組での場合
「それでは歌っていただきましょう!打った田ひかるさんで“First Love“!」
You are always gonna be the one〜♪
(ご本人登場の音楽)
「え〜!」
②酒飲み暴露番組での場合
「なんかさ〜、〇〇さんの暴露話とかないの〜」
「あります〜、〇〇さんこの前駅のトイレでずっと自分のお気に入りの女の話してました〜」
(ご本人登場の
1000文字思考 その45 「助けてくれた妖精」
自分 「うえーん、サッカーボールが高い木の上
に引っかかって取れなくなっちゃったよ
クラスのボールだから失くしたら絶対に
怒られちゃうよー!うえーん!」
妖精 「はっはっは、どうしたんだい?このボー
ルか?」
自分 「そのボールが取れなくなったんだ」
妖精 「ふっ」
自分 「取ってくれたの?おじさんありがとう」
妖精 「何かあったら助けてあげるからね
1000文字思考 その44 「ほぐし水」
最近暑い。朝に食べるお茶漬けの折角のおいしさを素直に感じ取れない季節が近づきつつある。
外でご飯を食べる用事があり、コンビニへ向かうとそこには「ざるそば」と表記されたざるそばが陳列されていた。
美味そう。
寒い時期には誰にも見向きもされなかったざるそば。もう大丈夫。僕が救ってあげるからね。
ざるそばに対しUFOキャッチャーの景品と同じ愛情の注ぎ方をして購入し、ベンチに座った。
「ほぐし水
1000文字思考 その41「お肉みたい」
私 「ん!美味しい!あの、すみません!」
シェフ 「どうなさいましたか?」
私 「いや、この料理が美味しすぎて」
シェフ 「そちらは私が全てご用意致しました」
私 「美味しかったです!」
シェフ 「ありがとうございます!私、こうして
お客様に呼ばれるのは初めてでして」
私 「勿論メインのお肉も美味しかったんで
すけど、この付け合わせの白ネギ?も
1000文字思考 その40 「自己紹介」
自己紹介します!!!
(問い
→答え という形式です!)
※追記...私のミスで、問いと答えが1つずつずれてしまいました。すみません。)
名前
→男性
性別
→22歳
年齢
→大阪府
出身
→田舎の方
それは都会か田舎か
→好き
それでも地元が好き
→マヨネーズ
ムカつく上司に浴びせるなら
→マンションの管理人室のちっちゃいイス
将来、座ってみたいもの
→信用金庫
信用で
1000文字思考 その39 「美術館に居るヤンチャ夫婦って何者」
早朝から昼間にかけてのアルバイト終わり、やらなければいけない事のアイデアが頭打ちになり、「何か新しいものを脳に与えたい」と、大阪中之島の国立国際美術館に一人で行った。
美術館には昔からよく行く訳では無いが、最近よく行く。
学割が効く大学生のうちにと思って巡るようになった。
僕は美術館の入り口が好きだ。
チケットもぎりの爽やかなお兄さんと博識のありそうな妙齢のお姉さんが限りなく小さな声で「行って
1000文字思考 その38 「はしごノート2」
僕が中学生の頃、鬱屈としていた気分の時に開いて書き込んでいたメモ書きノート「はしごノート」。昨日に引き続き、まだまだ変なことが書いてある。
以下、「はしごノート」にメモされていた内容。
・落語なら2回戦落ちのレベル
そういえば落語のトーナメント形式の大会って無いな、と考えて書いた。はず。
・少食王決定戦
何故大食い王決定戦があるのにその反対は無いのだろうかと疑問に思いメモしたのだろう。
今考
1000文字思考 その37 「はしごノート」
僕は中学生の頃、退屈な授業中に決まって「はしごノート」と名付けたメモ書き用ノートを開いては思いついたことを書いていた。
(はしご、というのは恐らく「ここに書いた発想を持ち面白くなるはしごとする」という意味でそう名付けた記憶がある。)
以下、はしごノートにメモされていた内容
・おいしさイナズマ級
まごう事なき、ブラックサンダーのキャッチコピーである。「こんなアホな謳い文句あるか」という感性がこの
1000文字思考 その36 「尊敬は憧れと距離を置くこと」
自分とは違う世界で、違う境遇で、違う心持ちで何かを成し遂げた人あるいは成し遂げようと研鑽している人に対して最大限の敬意を込めて
「尊敬しています。」
と伝えることがある。
相手の一部分、または全体に対し畏怖に近いものを感じた時、いわば「距離を置くために」尊敬していますという言葉を使うことに気がついた。
私は芸術家の岡本太郎の生き方、考え方、それを現実のものにするための覚悟が恐ろしくてたまら
1000文字思考 その35 「鼻くそを右から左に送るだけ」
朝起きると、右の鼻が異様にむずむずした。
普段そこにないものがでんと鎮座しているのが直ぐに分かった。
枕元に置いてあるティッシュを1枚取り、”こより“型にして右の鼻の穴にお邪魔した。
大きいものが取れた。スッキリした。
するとまた直ぐに、今度は左の鼻がむずむずとし始めた。なので右の鼻に使ったこよりを左の穴にもお邪魔した。
何も取れなかった。そればかりか、先程捕まえた大きいものが見当たらない
1000文字思考 その34 「私が日本の文化の象徴になった話」
今年の春は、桜が散りきる前に一人でお花見に行くことが出来た。とても良かった。
例年、散りゆく桜の木を見て「お花見がない時...」と呟きながらアルバイトに向かってとても悲しい気持ちだったが、今年は散りゆく桜の木を見ても「お花見がある時〜〜!!わはははは!」と左右に揺れながらアルバイトに向かうことが出来た。
兵庫県の夙川という所に、桜並木の綺麗な場所がある。私の実家からも阪急電車を転がして1時間足
1000文字思考 その33 「変な色」
青い桜が咲いていた。
こんな春も悪くないと良いなと思った。
思わず心を奪われ、写真を撮った。
白いカラスがゴミを漁っていた。
白いカラスはカラスなのか。人間はカラスを「色」ではなく「行動」で判別しているのだと気がついた。
白だと不思議と、ゴミを漁る行動に不快感を覚えなかった。
黄色いりんごが売っていた。
あまりそそられなかった。
なぜ人間はりんごを(多くの場合)皮を剥いて食べるのに、皮の色に食