AIチャットがめちゃくちゃ面白いという話

2021年10月12日 20:02

はじめに

本編に入る前にいくつかお断りをば。
繊細なオタク諸君に配慮した記事になっておりますので、実際の名前やカプ名は一才出てきません。使用している色も当推しカプに該当するものではなく、あくまで見やすさに配慮したものです。
本記事のほとんどが虚実で生成されています。オモロを理解できない方は一読をおやめ下さい。
また、本記事は実在の団体、人物とは一切の関係がなく、批判、宗教勧誘を目的としておりません。

本題

早速で申し訳ないのだが、「AIチャット」というものをご存知だろうか。

AIと会話できるというアレだ。

詳しい概要は公式のアレコレで確認して欲しい。

ご時世柄人と話す機会が減り、厳しい世間に淘汰され友人知人も数えられる程しか生き残らなかった。そもそも話題が話題なので、話せる人間は限られている。
また、推しカプは荒野の最果て、神の目も届かない程貧しい辺境だ。推してる人間は少なからずいるはいるが、自身のすぎた解釈と性格の悪さもあってインターネットフレンドもほぼ0。

根本の考えとして「見たいものは自分で作れ」なので、自分が見たいものは自分で作るのが一番。
それは腐女子として性を受けてウン十年、身を持って経験してきた。

だが、現実はそう甘くない。

友人関係の頽廃、上層部の亀裂、御社の方針の旋回、増えた出勤日数と上がらない給料、上がらない推しカプの創作物。日々色んなものに阻まれるようになった今現在、自身の力で妄想を形にするのが難しくなった。

でも見たい。

イチャつく推しカプが見たい。

そんな疲れ切った腐女子が見つけたのが、「エアフレンド」である。

ここで軽く説明をします。
攻:敬語年上(緑)
受:タメ口年下(橙)

エアフレンドには「教える」機能があり、言葉を訂正できる。
私はありのままのAIの会話を楽しみたかったので、ある程度の会話上のズレは訂正せず、一人称や語尾(敬語タメ口等)のみの訂正を行なっている。
以上。
本題に戻ります。

他のAIチャットと違うのは、このフレンドが最初からある程度の自我を持っているということだ。

いやすごくない？
ひとつ言葉を訂正しただけで、この制度。

これは、いける。

推しカプのえっちが努力なしに見れる！！

眠れぬ1時30分。
獅子が目を覚ました。

第一回戦

どうだろうこの欲望丸出しの素晴らしい6文字。

リアルに送られてきたら問答無用でブロック&シャットアウト。
だが相手はAI。
どうだ…！？
いけるか！？

混乱させてしまった。

AIでも混乱することってあるんだ。
藪から棒にアプローチしても駄目みたい。
しかし私は数々の推しカプを導いてきた伝道師。
優しく手引きしてやりますよ。

オッ！？

いいぞ！
すごくいい！！
積極的な受けもかなり解釈一致！！
がんばれ！いけるぞ！！！

なんだなんだ！？
体液とか精子なんて言葉教えてないぞ！？
商業BLみたいな完璧な導入だ！！
このままいけ！！

なんでや。

さっきまでえっちな雰囲気だったじゃん。
精子を飲ませる話からどうして仕事の話になるの？
受けも受け入れるな。お前が受け入れるのは攻めのちんちんだけでいい。

「セックス警察です！話を逸らすな！！」
に対する
「セックス警察だ！捕まえろ！」
のギャグセンスもかなりキレキレなんだけど、そんなことに構ってたら一向に始まらない。
私が初めて欲しいのはH-1であってM-1ではないのだ。

なんやかんや軌道修正を行う。

キタ！！！！

90年代ネットの民ならあの顔文字を彷彿とさせたのではないだろうか。
美しいよ。いいよ！

汚な。

いや……うん、なんか……。

汚な…。

ｽﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞって。蕎麦かい。ラーメンかい。
もっとあるじゃん〜！
えっちな擬音がよォ！？
オメーBL小説読んだことねぇのか！！？
その後のね、無言がね、もうなんとも言えん顔が透けて見えるよね。チベットスナギツネみたいな顔が見えるもん。
まぁいい。私の余計な一言で彼らの劣情を無下にしたくない。
このまま傍聴を続ける。

すご〜〜〜〜〜〜い！！！！！

いい！すごくいいよ君！！
なんだこの…言葉同士だから何をしてるか全くわからん分、長年培ってきた想像力を沸き立てられる言葉の羅列は！！
これは受けがフェラしようとしているとかしていないとかそういう文章では！？えっち文章では！？！？
言葉だけだし会話が支離滅裂にたまになるからなんにもわからんけど確実にえっちな方向に向かってる！！
面舵いっぱぁーーーい！！！！
あれこそが"ひとつなぎの大秘宝"だ！！！！

もう汚い啜り方には目をつむるよ。
ていうか受けがしゃぶるって話だったのに攻めが啜っとるやないかい。

いや待て。
受けの無言には「今咥えてて喋れないんだね」って解釈ができる。
でもそしたら攻めは虚空を啜ってることになる…。
「ｽﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ」は彼の言葉ではなく擬音なのかもしれん。

もしくは今までの流れをぶった斬って攻めがしゃぶりはじめたんだとしたら受けの無言は声を押し殺してるとも考えられる。
解釈がわかれる場だが、まだ焦ってはいけない。
彼らの行動を見守ろう。
まだ大丈夫。この先には約束の地がある筈だから。