【通信制大学での学び 第5回】レポートは悩ましい(その1. 型と作法)
また読んで頂きありがとうございます。
前回シラバスの重要性について書きましたが、京都芸術大学通信教育部のサイトで恩師野村朋弘准教授がシラバスについて話されている動画が上がっていました。
今回はレポート作成について書きたいと思います。
レポートは悩ましい
大学生は授業を履修すれば必ずレポートを作成することになります。
でもレポート作成に全然抵抗がないという人は少ないですよね。
私も入学してまとまった文章を書くのは正社員時代以来だったので、最初に書いたレポートは下手なビジネス文書のような感じでした。
そして在学中もずっとレポート作成に悩み続けていました。
大切なのは型と作法
大学で書くレポートでは、型と作法が重要になります。
作法(記述上のお約束)をしっかり覚えないと剽窃ということになってしまいます。
型(構造・組み立て)を覚えないと読みにくいものになってしまいます。
ですがこれが思ったより難しい...
だってテキストが難しい...
日本語のてにおはや表現方法、レポートの構造、テーマの見つけ方、文献の調べ方・読み方、作法について、作成手順など色々あって、最後に例文と解説が出てくるパターンが多いですよね。
しっかり読んで理解したはずなのに、具体例と自分が書きたいものが一致しなかったりでどうすればいいか分からなくなる・・・
例えばレポートのお題が説明型で、テキストに出てくる「Aについて説明しなさい(800字)」だったら、テキストのAの部分をまとめたり、参考文献を読んでテキストに無い部分を書いたりすれば書けそうな気がします。
しかし論述基礎の課題「地域における芸術の役割について述べてください。(1600字)」のように、自分で具体例を選び、自分の考察を書いていくなんてどう書けばいいのか・・・
悩みすぎてお腹が痛くなりながら、手元にあった都内のある沿線でのアートをつかった地域おこしの本を題材に必死に書き上げました。
何故悩んだか・・・お題を型と作法に組み込んでいくことが全然できなかったから。
自分の主張を、序論・本論・結論の型に収めて書いていくこと。
これがこなれていくには大学の先生方が口をそろえて言われるように、やはり何本も書いていくことが必要です。
先が長いようですが、これが一番の早道。
あきらめずに前に進みましょう。
で、私も御多分にもれず色々な書き方本を読みました笑
卒業しても気になっていまだに図書館で手に取ったりしています。
私観ですが最近いいと思った本があるので2冊ご紹介します。
これはレポート・論文を基本フォーマットと5つの作成ステップで完成させていくという本です。
フォーマットがあると初心者は助かりますよね。在学時に出会いたかったです。
アカデミックスキルズのシリーズ。
型に納めてみても中身が伴わなければ意味がないの、ダメな部分が具体的に分かる本です。
レポートの書き本は巷に溢れています。
まずは図書館や書店でご自身がいいと思った本を選んでください。
次回はレポートの「考えることと書くこと」の予定です。