映画 町田くんの世界
(2020年10月14日鑑賞時の感想)
原作の漫画(私の周りで人気w)を読んでたんだけど、映画になったら観るつもりが、すっかり忘れてて、先日やっと観た。
ここから感想
ネタバレあると思うので、観てない方はご注意!
まず、よかった。
町田くんの世界だった。
自分を犠牲にしてでも人に優しくするいい子。
恋がわからず傷つけ傷ついて。
こんなピュアな子、もしかしたらいるかもしれない。
他の人の感想を読んで、なるほどと思ったのが、主役の二人(役名 町田くんと猪原さん)は高校生役にふさわしい年齢なのに、脇を固める同級生が20代〜30代のベテラン。
「せ、制服に違和感が…」なんてことは最初は感じたが、結果素晴らしかった。それには意図があると思った。
それは、観てる側が30代以上で、自分を高校生に当てはめてみてる感じになり、私が前田敦子ならみたいな目線になれるからだ。
高畑充希(ぴちぴちの制服w)は怖いぐらい上手いし、達観してる前田敦子もよかった。
EXILEの岩田剛典、制服おかしいよね。町田くんに影響されるようなキャラじゃないのに、なっちゃう面白さ。
絶妙なキャスティングがいい。
ラストのおかしなシーンは、大人になっちゃった自分との戦いだった。
(ちょっとこれやりすぎ)
とか思っちゃう自分が嫌だ(笑)
この監督を知らないけど、どうもこういうファンタジーが得意のようだ。
まぁ、こういうのもありだよね。
そして先日、私もプチ町田くんの世界を体験した。
それは、水泳教室でレッスンが始まる前、私の水着が背中で捻れてたのを、隣のコースの知らないご婦人が直してくれたのだ。
その後、自分のレッスンが始まって、ふと見ると同じレッスンの人の水着も背中が捻れてたので、直してあげた。
すると、そのあと遅れてきた人の水着も背中が捻れてて、私が直してあげた人が遅れてきた人を直してあげた。
優しさの連鎖。
これぞ町田くんの世界じゃない⁉︎
みんなが町田くんになったらいい。
この世界は優しさに満ちている。