推し店員さんできる
ある大手ドラッグストアのレジにて。
「ポイントカードかアプリはお持ちですか?」
と若いイケメン店員さん。
普段あっちこっちのドラッグストアに行くので、ポイントは貯めていない。
「ないです」
と私。
「もし作れば、(カゴの中を覗き)今日のお買い物は飲み物以外、ポイントの対象になりますよ。」
普段ならすぐ、「いらない」と答えるのに、なぜか
「じゃあ、アプリなら」
と、店員さんに教えてもらいながら、アプリを入れた。
なぜ、入れたのか。
いらないのに。
しかも個人情報を入力するため、そこそこ時間がかかり、冷や汗が出てくる。
後ろに列ができたからだ。
すると、他のレジが開いて、また私と店員さんだけの時間になる。
そして、
(あぁ、この人、私の好みだ)
と気づく。
なぜか。
最後にクーポンがあると教えられたものの、クーポンがありすぎてどれのことかわからない私に、
「触ってもいいですか?」
と店員さん。
「はい」
と答えると、該当のクーポンをタッチしてくれた。
年寄りだからって、勝手にスマホ触られるの嫌やねん。
以前、断りなく勝手に操作されたことがあって、年寄り扱いに腹も立ったけど、まず聞くべきじゃないかと。
この店員さんはその気配りが最初からあった。
だからいらないアプリを入れてしまったんや。
アプリも入れたことだし、これからはこの店舗にこの店員さん目当てに行く。