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12月12日の新人・新刊・著者情報【2024年】 癒しのデザイン・パターンで愉しむ 曼荼羅パズルぬりえ

商業出版を支援するNPO法人 企画のたまご屋さんで出版のサポートをしている私は、新人著者のデビュー作を研究し、初めて本を出版する人に役立つノウハウを蓄積しています。

12月12日の新人著者の新刊で気になったのは、『癒しのデザイン・パターンで愉しむ 曼荼羅パズルぬりえ』(福もんよう/ホビージャパン)。

著者の福もんようさんは、Webデザイナー。「文様アーティスト」として、植物や曼荼羅をモチーフにした塗り絵を、ホームページやインスタグラムで公開しています。

本書は、ホビージャパンの「パズルぬりえ」シリーズの一環として、曼荼羅モチーフの塗り絵をまとめて出版されました。

「パズル塗り絵」とは、塗り絵の図案の中に数字で番号が書いてあり、その番号と紐づけられた色(例えば、1は赤、2は青)を塗っていくと、イラストが完成する仕組みの塗り絵です。

このジャンルは人気が高く、ホビージャパンのほか、Gakken(学研)、グラフィック社、ブティック社、コスミック出版、エムディエヌコーポレーションなど、さまざまな出版社が手掛けています。

パズル塗り絵に限らず、塗り絵本の愛好者は、1冊買って塗り絵が完成したら、また次の1冊が欲しくなり、次から次へと買い求める人が多いのではないかと推測します。

このように、熱心なファンが多く、長く売れ続けるジャンルは出版社にとっても貴重なので、魅力的な塗り絵の図案を描くことができるデザイナーやイラストレーターが求められているのではないでしょうか。

自身のイラストやデザインをまとめて出版したい人は、「塗り絵」というジャンルにも注目してみてください。

このジャンルの愛好者にはシニア女性が多いので、彼女たちが「かわいい」「美しい」「懐かしい」と感じるタッチのイラストやデザインには、特に需要があります。

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