自分語りをドラマチックに
経験談を語るとき
淡々と伝える方が好き。
まさにこの場で
言い切り口調を使って
書いているように。
あのね!こんなことあったよ!
とドラマチックに
楽しく語る子供たちの
おしゃべりのやり方がよいな
と思って使ってみた。
自分には合わない。
やはり人には
向き不向きがある。
雑談として軽やかに
端的に語るようになったら
周りにもそういう人間が
集まるようになってきた。
優しい口調。
スパッと切るような言い方。
呼吸のように静かな表現。
言い方はそれぞれ。
けれども何度も同じことを
重々しく繰り返し
蒸し返す人々が
どんどん消えていく。
生きていれば
いろんなことがある。
それを語るときに
「聞いて!話を聞いて!」と
重さをさらに加えるタイプは
トラブルの渦中にいる自分に
酔っている感が否めない。
かつて私も
渦の中でもがき
どうすればいいのか
さっぱりわからなかった。
どこになにを
吐き出せばいいのか
わからないような
激しい感情の起伏は
全てノートや紙に書き出した。
もういいや。
そのタイミングで
書いたものは処分する。
読み返して
おもしろいものや
引っかかるメモだけ残す。
ドラマの中で生きる。
ドラマチックに語る。
ドラマを眺める。
様々な時期を人は繰り返す。
いらなくなった感情。
手放していい思い出。
そんな欠片を軽く反芻して
楽しむ場はひとりカラオケ。
声に出して歌ってみると
はっきりわかる。
渦中にいては歌えない。
重すぎて歌えない。
声も伸びないし硬くなる。
本日イタリアは休日。
クリスマスの飾りつけ。
その習慣がある。
年内納品の品物が
手間暇かかるタイプなので
午前中は針仕事へ。
行ってきます。
Buona vacanza!
(素敵なヴァカンスを!)
(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2021.12.8 転載)
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