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”部活あるある問題”のその後

中学校の部活動において、
「全力でやりたいガチ派」と
「楽しくやりたい気軽に派」との間で仲間割れしてしまった、次女。

前回までの記事はこちら↓

今回は、その後のハナシ。

GW中、次女は卓球団体戦の大会に参加してきた。
なんと、あの亀裂が入った中3チーム、優勝w

きっかけは、
大会前にあった遠征強化練習試合だったのだと思う。
バラバラ状態でもそれぞれが力を出して、なかなか良い感触を得たようだった。

そこからの大会前日。
再度全員で中総体に向けて話し合いをもったそうだ。

話の流れから、ある問いが出た。

「"楽しい"って何だろうね」

答えがあるようで答えのないそのお題に、
自分たちで頭をひねった。

「なんだかんだ言って
みんな卓球が好きで集まってるよね」

「中総体まであと1か月。どうせやるなら全力でやってみない?」

そんな言葉が飛び交い、
盛り上がって話し合いは終わったそうだ。

自分たちは意外と力をもっている。
強化試合での手応えも後押ししたのだろう。

そして迎えた大会。
それぞれの持ち味がうまく噛み合い、
優勝。

それはそれは嬉しそうに報告をしてくれた。
その声はすっかり枯れていて、
全力でお互いを応援してきた様子が想像でき、それもまた親としては嬉しかった。



以前、教員だった頃の研修で、
作曲家・指揮者でありながらレクリエーション協会の会員である富澤裕さんの話を聞いたことがある。

「楽しいって、どんなときに感じているかわかりますか?
それは、集中しているときなんですよ」

音程に、発声に、リズムに、
発音に、呼吸に、バランスに、
大人数が集中して演奏すると
どんなことが起きるのか。

それを体感しながらの研修は、
文字通りとても"楽しかった"。



次女の一連の出来事を聞いたとき、
この研修のことをふと思い出した。

きっと、
無我夢中で戦った試合は、
楽しかったんだろうなぁ。

それまで積み重ねたものを総動員させて、
それこそ集中してプレーしたんだろうね。

勝つことで見える世界もある。
チームの仲間は、もっとその世界を見たくなったのではないだろうか。

中総体まであと1か月。
チームでプレーすることに喜びを感じている次女。
最後まで"楽しんで"欲しいなー。


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