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「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を申込みました

私は新潟市で社長1人従業員0のミニマム会社を経営してます。売上の多くは葬儀司会とCMナレーション。もちろん、コロナの影響、受けてます。

3月末、帳簿のチェックに会計士さんがいらして「谷藤さんは更なる融資を受けるつもりは無いですか?」とおっしゃる。当然コロナの特別融資の件です。「3月の売上はどのくらいですか?」3月はまだ記帳していなかったので「正確には分からないですが2月と同じくらいですよ」と返答。「そうすると去年比で大分落ちますねぇ」「えええええ。そうなんですか?!」3月末、まだのほほんとしていましたねぇワタシ。確かにイベント系の売上は0なので影響はありましたが、アパートと駐車場を引き払って事務所に住むことにしたし、固定費はかなり削減されて、まぁ大丈夫でしょう。「(実質無利子の融資は)商売人としてはチャンスと捉えなきゃなんでしょうけどねぇ」「借りるだけ借りておいて、不要ならそっくり返せばいいですよ」。確かにそうだけど、、、。「ちょっと考えておきます」と、リーフレットは頂戴しておいた。

現在、会社で受けている融資は2件。運転資金と車の購入。どちらも日本政策金融公庫さんから借りていて、返済は丁度あと3年。
「借りるなら返済開始を3年猶予で」「実質無利子の恩恵は無くなるけどそれでも低金利」とは会計士さんからの知恵。ふむふむ。

4月1日、3月分の売上が確定、前年比4割減。他県の葬儀場でコロナ感染したとの報道もあり、今後の見通しは暗そう。この夜たまたま二人の社長さんと飲むことになり意見交換。芝居のマネジメントをされてる社長さんはこれまで融資を受けたことがなかったけど、今回ばかりは受けることにしたそうだ。

4月5日、しばらく怖くて見ていなかった投資関連の口座を確認。リーマンショックの時以上だわ、これ。。。。。。。。。。。。。。。

4月6日、会計士さんに電話。「融資の件、申し込みます!」「で、いくらにします?」「えー、本当に借りられるなら3千万!」「それは無理でしょう」「ですよねぇーーーー」まだまだ余裕あったな、ワタシ。

4月7日、車をぶつける。。。朝から4時間半あっち行ったりこっち行ったり、姉の所望する品を探して集中力なくす。コロナめぇ。。。自損で良かった。。。融資、必要だわ、これ。。。。が、やれることはやらなければ。役所に電話して固定資産税の支払いを全期から期末毎に変更してもらう。

4月8日、会計士さんに借入申込書をお持ち頂きその場で記入、3月分の売上を転記し、申込書は会計士さんの方から提出。その時既に政策金融公庫さんの担当者も決まっており、地方で良かった、と、ちょっと思った。融資金額は500万を越えるとまた別の書類が必要になるのでその辺りで。その後、整備会社から連絡があり車の修理見積もり27万。今月車検で14万。保険も払った後だし、融資ないと何ともならないわー。


4月15日、葬儀のために新潟に帰省した人、迎えた人たちがコロナに感染したとの報道。ますます仕事が減るな、これは。

4月17日、住所変更の為に地銀へ。ここでは母親が住んでいるマンションの融資を受けている。政策金融公庫さんからはまだ連絡がないし、ここの返済が猶予できるかどうか、ついでに相談してみた。結果、猶予するよりはコロナ関連の特別融資を受けるほうがやっぱりいいとのこと。猶予すると延滞料がかかるし、月々の支払額を少なくすればその分利子が増える。安い金利の融資を受けて、今まで通り返済するのが一番らしい。ふむふむ。「政策金融公庫さんから借りられなかったらうちにご相談ください」と言われて店を後にした。

4月21日、政策金融公庫さんから待望の電話。「やとうきみえさんのお電話でしょうか」「みきえです」「あ、すみません! きみえさん」。まっいっかぁ! いい人そうだし。最初に聞かれたのは「何年で返済されますか?」おとと考えていなかった(恥!!!) 「8年くらい?」。。。。。「てことは3年猶予だから11年ですね」そして、ここで提案されたのは、現在の融資2件の借換え。「えっ?! そんなことしていいんですか?!」すぐに返し始めれば3年間は実質無利子ですし、4年後もかなりの低金利。。。。うぅん、しかし、車は既に14万キロを超えているし、、、、。乗らなくなった車の返済を延々するのも、、、、月々の支払額は現在よりも減らしたいし。。。なので、車の融資の方はこれまで通り返済し、運転資金の方を借換えに。「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の返済は3年据置きにし、4年目から返済スタートですが、現在の2.3パーセントから1.38パーセントに金利が下がるのです。まあ現行の運転資金だけなら後36回の返済で済むものが96回になっちゃうんですけどね。。。。本来なら、話を保留し、1日考えるべきなのでしょうが、とにかく先方が激混みなのは承知しているので、ここはスピード勝負。「それでお願いします!」「決算書は会計事務所さんから頂いていますし、これで上に提示してみます、またの連絡をお待ちください」あー、どきどき。

4月22日、会計士さんから携帯に電話。「審査が通ったそうですね! おめでとうございます」「え?! そうなんですか???」「あれ、そちらにはまだ連絡ないですか?」朝からルーター周りを整備していたので電話が繋がらなかった模様。。。

4月23日政策金融公庫さんから電話があり、融資が決定したこと、書類が届くので記入して返送のこと、早く返送すれば早く着金されること、ただし非常に混み合っているので多分5月下旬くらいになるだろうことなどを知らされる。ありがたやー。

4月25日借入申込書が速達で届く。担当者から電話が来てからはかなりスピーディー、そして全て面談なしで事が済む。すごーい!

が、書類を揃える為に銀行と法務局と役所に行かねば。。。。これを機にマイナンバーカード作る人増えるでしょうね。
4月27日書類を揃えて簡易書留で郵送。あとは着金を待つだけ。

会計士さんへの意思表示から3週間で申込書送付までこぎつけました。
同じ頃に意思表示した関東の社長さんにはまだ政策金融公庫さんから連絡が無いそうです。地方で良かった。。。。。4月は多分前年と同じくらいの売上になるとは思いますが、今後は、、、、、、、。早めに動いて良かった。


日本政策金融公庫さんには法人成りからお世話になっており、その後も追加融資や借換などでずっと返済を続けています。都度、会計事務所を通して申請しているので信用度もUPするのかも。それらがあっての素早い対応だったのかも知れません。兎にも角にも山は多少は低くなった感じです。

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