私立大学再編加速で遠のく大学
9月14日の毎日新聞によると、私立大学の6割が定員割れし、再編が加速しています。
要因として、少子化と大規模校への学生集中の2点を挙げています。
日本の大学進学率は6割程度ですが、例えば東京都や京都府が7割前後なのに対し鹿児島県が36%と、地域差が激しいのが特徴です。
進学したい分野の大学が自宅から通学可能な範囲にあれば、大学進学率が上がるのも理解できます。
大学再編が加速していけば、京都府や東京都等とその他の地域は益々格差が開いていくおそれもあります。
こうした中、一部の大学では、統合しても多キャンパス展開を維持しています。
大規模運営のメリットを残しつつも、地域の進学ニーズを汲み取った運営への配慮が期待されます。