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広報・PRの仕事で大切な要素
泥臭さこそ大事!
広報・PRの仕事をしていると、「かっこいいねー!」とか「羨ましい!」とか、お声をかけていただくのですが、実はとても地味で泥臭い仕事です💦
新規出店や、映画やドラマの撮影の立ち会い(問い合わせ含め、年間200〜300件の撮影や取材の対応)など、もちろん華やかな場面もたくさんありますが、その裏側には、「泥臭い」目立たないリサーチや調整作業、日々の地道なコミュニケーションがあります。
例えば、映画の撮影の場合でも、
・店舗の受け入れ体制はどうか
・ドラマや映画の企画概要や台本確認
・ロケハンのスケジュール調整
・フードメニューの提案、チーフにキッチンの仕込み時間の相談
・当日の立ち会い(できないこともあるけど)
・規約事項の送付、捺印依頼
・出演者やその映画の店舗に与える影響
・万が一営業時間に差し掛かる場合は社内承認申請
・請求書発行
・公開後の後追い、社内共有
・制作会社へのお礼の連絡や、定期的なリレーションも関係性構築や次回良い案件をご連絡いただくために大切なアクションだったりします。
多い時はこれらのフローが7、8件近く同時進行しますし、ものすごく地味です。その他にも、ルーティンワークはあるわけで、業務時間外に電話がかかってきて対応することも多々。
入社当初から、現場を知らずにいい広報PRはできないと考え、約50店舗のすべての店舗を2週間で訪問して、実際あらゆる席に座って(お客様目線を体感し)、スタッフと話して、店舗の見取り図が描けるくらい、店舗の様子が頭に入っているから、できていることでもあります。
泥臭い仕事こそが差を生む理由
広報・PRでは、「目立つ成果」だけでなく、「目立たない効果」が実は成功に近づいていたりすることも!
(ここでの成功の定義:認知、来店(行動変容)、ブランディング、スタッフのモチベーションUP)
長期的視点での成果
短期的には目に見えないこともありますが、長期的にはブランド価値や信頼性向上に直結すること
例えば:継続的なSNS運用(バズらなくていい)や口コミへの返信は、飲食業では特に重要。柔軟性と応用力
地道な準備があるからこそ、突発的なトラブルにも柔軟に対応ができる
例えば:店舗の情報(店舗の特性、メニューや、営業時間、店長&チーフ)を把握していることで、代打案を提案でき、逆に信頼度が増すことも!人間関係の深さ
広報活動は人と人とのつながりで成り立っていることがあり、誠実なやりとりが信頼関係を深め、大きな露出につながることも少なくありません。広報PRパーソンの友人から繋いでもらったWEBや紙面の取材記事はリレーションあってこそ。また、リーチ数だけではなく、コアなファンにだけささりそうな露出も実はとても大切。
地道な努力を続けるために必要な心構え
泥臭い努力を続けていると、時に心が折れそうになることもありますw
そんな時は下記の3つを意識するようにしています。
目的に戻る
これって何のためにやってるんだっけ?
その先にどんな未来や価値があるんだっけ?と立ち止まって必ず目的を確認すること!チームで支え合う
広報活動は一人では完結しません。
現状、広報PRは1人ですが、喜びを共有したり、お互いにフォローし合うこと。遠くにみんなで行くんだという意識の再確認をすること!
一見地味で目立たない努力こそが、ブランド価値を高め、人々との信頼関係を築く基盤。そして、その積み重ねによって得られる成果は、一瞬で得られるものとは比べものにならないほど大きく、持続可能なんだと思っています。