アメリカ移住ーVISA攻略マニュアル(2020年版)
こんにちは、ロサンゼルスで和菓子D2C「Misaky.Tokyo」を立ち上げております、三木アリッサと申します。弊社はTikTokで7万人のフォロワー、トランプ大統領のゴルフ場公認(30社のうちの1社)、ドリームワークス本社での販売(10社中の1社)などに選ばれるなど、創業1年で実績をつけてきました。
今日は、弊社インターン生に「アメリカ移住」戦略を聞かれた時
「そういえばまとまっているものがない」
「あったとしても、弁護士・VISA斡旋会社の都合のいい内容で、真実がない」
と気がつきました。もっとたくさんの日本人にアメリカに挑戦してもらうべく、「戦略」をまとめました。
ちなみに、このnoteの元なるツイートは、多くの在米日本人の方にも「バイブル」言われたので、筋は悪くないのかなと思います。
はじめに
よく「アメリカ移住したいです。どうしたらいいですか?(きゃぴっ)」と聞かれます。
まず現実を見るべきで、所感ではあるが移住できた人はしたいと思っている人のうち1%ぐらいかと。
この1%に入る努力をできますか?と、逆に聞くとだいたい諦められてしまいます。
移住には努力だけではカバーできない理不尽なこともありますが、戦略的に動けば掴めるもの。諦めないで頑張りましょう!
「自力で掴む移住」には有名どころでは4パターン。
①留学→現地就職
②起業
③日本企業→現地法人就職
④結婚
ビザの取りやすさは①が難しく、だんだん下がってゆきます。
①留学→現地就職
こちらは、多くのVISA斡旋会社にも書かれている内容ですが、思わぬ落とし穴が2つあります。
まず「①留学すればアメリカで働きやすくなる...」のはうそ!
と。そんなことない。ビザサポートする会社側は「なぜ外国人であるあなたを雇わないといけないのか」その理由を役所に言わないといけませんし、時間もお金もかかります。
そもそも日本人はすでにアメリカにたくさんいらっしゃいます。そのすでにアメリカにいらっしゃる日本人より新しくきた自分がより優秀な理由も必要になります。
そこで、戦略的に活動すべきです。まず、大学・大学院を選ぶ際「手に職系」にします。エンジニア、デザイナー、アーティストなどがそれに当たります。
その後、学部を出た後大事なのは「ビザサポートある会社」で「OPTを掴む」こと。一般的にビザサポートをしてくれる企業の情報は表に出てきません。その情報をゲットする「コネクション」が大事です。
よくある勘違い②「米大卒すれば、大人になってアメリカに帰ってきやすい」
そんなことはありません。アメリカ大学卒→一度日本で就職すると「アメリカ企業の日本法人」の仕事しかオファーがこなくなります。
何を隠そう、私はここで一回つまずきました。私は、過去イスラエル系企業の日本法人代表をいくつか歴任し、業界2位まで引き上げた実績を持っています。しかもForbes Japanに選ばれてるのでどこか拾ってくれるだろうと思っていましたが、全く無理でした。本当にポジションがなかった。
友人もイエール大→イエールMBA→日本帰国したが、彼女は5年アメリカ就活出来ずにいます。
アメリカ移住をしたいのであれば、「日本に帰国して待つ」はほぼ無理なので、帰国せず残る方法を掴み取れ!がかなり確率があがります。
②起業パターン
次に、②起業パターンはE2ビザを取ることを目標に動くこと。
3000-5000万円日本の投資家さんより資金調達すると、E2ビザが取りやすいです。
とはいえ、投資家さんに説得する材料が必要ですよね。そのためにアメリカに留学・長期滞在中にトラクションを作り、投資していただく理由を作りましょう。
(資金調達の目処がついたら弁護士紹介するので相談のります。)
ちなみにこのE2ビザは、個人でも発行が可能で、3000-5000万資金を作ってアメリカに来た方も2名存じ上げます。
とはいえこのE2ビザが取りづらい分野もあるので、最初から弁護人相談しながら事業を作るのも大切ですよ。
(某映画会社は2MつんでもE2ビザが取れず大変だったと聞いたことも。ケースバイケースかもしれませんが…)
③日本法人→アメリカ法人就職
は、Eビザをもらう形。これはまさにコネクションの世界。全く表に出てこない情報なので、運良く出会えればラッキー。
よくある業界は、
・レストラン業界
・スパ/ヘアサロン業界
・テック系
ただネックなのは「企業」にビザが紐づいているので、やめることができない。グリーンカードを手に入れるまで辛いけど...頑張る...という方は結構いらっしゃいます。
ちなみに元ルームメイトは、JビザでLAに来てこのご縁を見つけ、Eビザスポンサーを見つけた。彼女はカフェで働く模様。
追記:Lビザ取得期間中にグリーンカードに変更するという方法もありますね!Diegoさんありがとうございます!
④結婚
最後④確実に取れるビザが結婚。
よく「結婚でアメリカ移住の権利とりたくない」と、なんというか、馬鹿にされる方がいらっしゃるのですが、私はこういうスタンスが嫌いですねぇ。
「結婚で掴み取れた」のならそれでいいじゃないですか。アメリカ人と結婚してからバカにされてみてはいかがでしょうか?言語、文化、宗教の壁を乗り越えることはものすごく大変なんですよ。
ちなみにイタリア人の友人はどうしてもアメリカに住みたかったから、偽装結婚したほど。
別にそれでもいいじゃないですか。
追記:お金の調査はちゃんとすべし
自力でなくとも、抽選でも!
自分の努力次第で移住の権利ゲットできる4つまとめてみました。
他には「グリーンカードの抽選」などもありますが、努力で取れる分野にフォーカスしたので今回は割愛しています。
他皆様のご意見
諦めるな!摑み取れ!
なぜこれを纏めたか...というと...戦略的に努力すれば道が全くないわけではないんですよ。
キラキラして見えるアメリカ移住はすごく大変。だけどこんなことで挫けていいんですか?あなたの夢はそれで終わりなんですか?
正しい努力、正しい戦略を作れば人生は切り開けます。
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三木アリッサ
Forbes Japan 地球で耀く女性100人最年少選抜(2018)/ Business Insider Japan Game Changer 2019
1992年生まれ。早大法学部在籍中にプリザーブドフラワー専門ブランド立ち上げに参画し、楽天ナンバーワンブランドに育てる。卒業後外資系メーカーにその企業初の学卒マーケターとして採用されCRMを担当。その後、日本酒ベンチャーで新ブランド立ち上げや、伝統工芸品ECの新規事業立ち上げに参画。さらにはイスラエル専門商社にて、新規事業開発Mgとして、過去最高売上の12倍を半年で更新。
現在日本のLVMHの創設を目指して、ロサンゼルスにて和菓子D2C「Misaky.Tokyo」立上げた。シュレックなど手がける「ドリームワークス」本社での販売他、トランプ大統領保有の高級ゴルフ倶楽部にて30社ほどしか選ばれない公認ベンダーの一つにも認定されている。
https://misaky.tokyo/
https://instagram.com/misaky.tokyo
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