「いちびり」

羽田第三ターミナルにある、客室乗務員にも人気の「おにぎり　こんが」。
味噌汁と漬物のセットにもできます。具は20数種類。

第一から第三ターミナルの全てに展望デッキがあります。
夜景を眺めるなら断然第三ターミナルですが、
第一ターミナルの展望デッキはコンパクトながら椅子とテーブルがあるので食事しながら飛行機の発着が眺められます(全てのデッキは22時まで開放)。

羽田から帰りのこと、保安検査場の前にあるカフェでしばし休憩。
時間になったので娘に「そろそろ行こうか」と声をかけましたが、マンゴースムージーがまだ残っていました。

「中で飲めばいいよ」
「持って入ってもいいの？」
「大丈夫」
「でも…」と躊躇します。

代わりにスムージーを持って保安検査内に入ると、女性検査員が「一口飲んでください」。

「え"」

「これは娘のものなので」とカップを渡し、娘が一口飲むと、「ありがとうございます。大丈夫です」。

これは危険物や違法薬品を確かめるためなのでしょうか。麻薬や液体爆発物とか？

スリムクラブの真栄田さんのＸにこんなポストがありました。

『空港の手荷物検査場で、ペットボトルの飲み物を持ってたら、検査員に「一口飲んで下さい」と。今時、こんな不確かな確認する？と思いながら一口飲んだ。検査員が2秒程僕を見て「どうぞ」と。僕が飲んだフリしたか、毒耐性の高い変異種だったらどうしたんだろう。「美味しい？」と聞かれたら吹いてた。』

これが羽田だからいいようなものの、関空や伊丹空港だったとしたら、一口飲んで顔をしかめ、苦悶の表情で胸をかきむしってから、
「うまい！」という人が続出するのは想像に難くありません。

迷惑です。そんな人たちを一日に何人も相手にする検査員に同情を禁じ得ません。