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元二世として育児の仕方


ここでは、わたしのように
教団離脱していて
家族とも疎遠でいたい

「自分」の家族が欲しい方
「子供」に兄弟を作ってあげたい方
「親」に頼れない方

などの参考になればと思って記します。

前提として
わたしの場合 です。

私の場合だから、各市町村によって違ってくるかもしれませんが、参考になればと思います。


わたしは現在、関東近郊に住みながら対人援助職をしています。
14歳でバプテスマ、15歳で排斥・忌避
現役親族とは2022年から疎遠の中
育児をしてます。

子供1人目
産後は親に頼りました
でもその後、忌避の手紙をもらいました
(子供が1歳すぎた頃)

2人目妊娠の結果、稽留流産となりました
2人目妊娠の時には既に忌避されており
現役親族(母)に頼ってません

自力で流産という(死)に向き合いましたが、ここで【ひとりじゃ無理だ】と限界を知りました

3人目は流産の経験を踏まえ、福祉支援を頼りながら出産、育児が出来ました

私の中では1人目の時から
自分を犠牲にせずもっと早く福祉支援を受けていればよかった。と後悔をするほどです。


親と疎遠だからこそ、親に頼りたかった。
どうしたら良いのかわからなくて辛かった。
家族のためにも
自分のためにも
健やかに暮らしたい
ただそれだけなのに
宗教があるからなのか
毒親だからなのか
健やかに暮らした経験が1度もないから


だからこそ

誰かに教えてもらう必要がある


そう思ったので福祉支援を借りて生活させてもらってます。

有難いことに、支援者の方々からも「大変だからこそ福祉を利用してください」と言われてます。

申し訳ない気持ちを抱えながらも
そう伝えてもらえることで気持ちに少し余裕が生まれます。
感謝しきれません。


「妊娠」を機に距離をとっていた現役信者と 自分 が我慢して 距離を戻す方も少なくはないと思ってます。わたしがそうでした。


自分が犠牲になってでも
家族に産まれてくるであろう孫を見せたいと思ってしまうんですよね。

普通の家族になれるのではないか?
と期待を寄せたりしました。


宗教が親子関係にあるだけで
なぜだか普通の家族には戻れないんですが。。。


今回は 自分を大切にし健やかに暮らすためにも
福祉支援を受けてどう日常を送るか

そんなことを記したいと思います。


よくお話をさせていただいてると


「助けて」と周りを頼るのが上手だよね、自分にはできない。
と言われますが、私もこの1年で言えるようになりました。

対人援助職を始めてからです。

頼ることも 何を助けてもらいたいのかも
どうして欲しいのかも
どうなりたいのかも
わかりませんでした。


でも、仕事を通して利用者さんに「生きてるだけで私たち頑張ってるから頼っていいんだよ」って毎日言ってたら頼ることも相談することもどうしたいのかも、言えるようになりました!


福祉の仕組みを知ったからこそ頼れるようになったのかもしれません。



言えなかった時の自分は
・今日も生きてるし大丈夫

というマインドでした

言えるようになってからの自分は
・健やかに生活をどうしたら出来るか

と考えるように変わりました。

健やかに
健康に

って難しいんですよね。


でも、WHOも提唱してますが
健康に生活する為には(ザッとですが)
・肉体的に
・社会的に
・精神的に

全てが健康である事を世界基準として決まってるんです。

拾い画

(私の中の理解度なので厳密に言えばニュアンスが違うかもしれません🙇‍♀️)

そう考えると「今日も生きている」は健康じゃないんですよね…

健やかに がポイントなのです。

もっとわかりやすく言えば
イライラしてませんか?
悩んでませんか?
それらを抱え続けてませんか?

って感じです


妊娠して 普通の家族に憧れて両親と縁を戻しても、そこからが辛いことが多々あると思います。

わたしは現役親族と【縁を切る】と決めたので実際に頼れる親もいない中、どう出産と向き合えば良いのかと考えたその結果、福祉支援を受けることにしました。


私が利用している福祉をご紹介したいと思います。


まず、

地域保健師

相談窓口、とっかかりはここからだと思います。自分から地域担当職員に電話をし相談してください。
実は、子供含め大人も相談できます。
こうしたい、と伝えれば適した部署を繋いでくれると思います。詳細はまた次の記事にでも

保健予防課


(に、いる心理士さん)

アルコール依存症で警察沙汰になり、アル中なのかと不安に思ってる時、保健師へ相談したところご紹介頂けました。
依存性で悩む方、相談してみるのもありかと思います。

こども福祉課


(地域によって名称変わります)

保健予防課と繋がった時に同時に紹介されました。
子供に関しての相談ができるところです。
一時期毎日のように相談の電話してました。
虐待してしまう、どうしよう。とか
虐待してしまった自分が受け入れられない、とか
様々な相談をしたりしました。

ショートステイ(一時預かり含む)

世帯年収に応じての利用料金となります。
子供を一時預かりしてくれます。1~12歳までの一時保育〜宿泊にも使え、入院時による子の預かりもしてくれます。
事前登録が必要で、要予約制です。
入院時の場合に飲み最大2週間までの利用が可
予約は1か月前から先着順
入院の場合は2か月前からの予約が可能予約窓口等は市町村によって異なるかと思います。


家庭児童支援センター

わたしのパニックや複雑性PTSDや双極性障害の影響により、子に対して愛を向けられなかった期間が長かったです。(体感としてですが)
なので、子へのカウンセリングをしてくれるまたは心理的ケアをしてくれる部署を探して欲しい、とこども福祉課へ相談したら紹介して頂きました。
心理士さんが子と1時間遊んでくれます。遊びの中から、心理状態をチェックしてくれます。
その間、親は相談員の方と近況報告や現状相談もでき、夫婦間の悩みも聞いてくれ、アドバイスや捉え方など教えてくれます。
虐待被害、当事者親子か通うことが多い、と聞いた事あります。


そして、わたしの通院先は「 精神科 単科  」です。

こちらは、産婦人科が心配をしてくれて
万が一のことを考え入院施設がある病院に通院した方が
より一層安全性が見込める
との事でご紹介頂き、産婦人科心理士、保健予防課心理士より病院へ連絡してくださり、事前情報を提供してくれ、結果的に院長先生が主治医となってくれました。
わたしは二世のこと、生育歴、家庭環境全てを提供希望出しましたので、0からの説明もせずに済みました。


世間体的には「産前産後の不安による通院」です。


精神科主治医に、産前産後の育児不安を伝え、利用したいサービスを伝えました。

・訪問看護師

(自立医療制度 利用により所得に応じた支払い)

・訪問鍼灸マッサージ


(医療保険)

・訪問ヘルパー


(世帯年収に応じた利用料)


まず、訪問看護に関しては主治医専属のソーシャルワーカー(精神保健福祉士でした)に一任したところ、精神科を主に診てくれる事業所を紹介してくれ、その施設と契約
たまたま、作業療法士の方も在籍する事業所だったので、産後は訪問に来てもらい産後マッサージも依頼しました。

看護師の訪問日数は通常2~3日
主治医の特別指示書が訪問看護事業所に届けば週5訪問もしてくれます。

Q.看護師さん来て、何してくれるの?
A.バイタルチェックはもちろん、精神チェックもしてくれます。
わたしは健やかに過ごすために「精神の安定化」を測ってもらってます。

Q.予算は?
有難いことに、自立支援医療制度というものを利用させていただいてますので、精神科の通院費、精神科より出る処方箋費、訪問看護利用料、含めてこちらの制度に従って支払っております。(非課税¥0~ 課税に応じた報酬額)

・訪問鍼灸マッサージ
医療保険制度を使用した上でプロの鍼灸あんまマッサージ師さんに訪問してもらってます。
安産のお灸や産後弱ったからだへのケアを踏まえて利用してます。
10割負担だと¥4400程らしく(毎年値段の上下はあるらしい)
この金額からの自己負担利用額になります。

加入してる保険組合が可否を決めるらしいですが、半年に1度、主治医による″同意書″が必要だそうです。(生活保護、組合によっては利用不可の場合があるので事業所へ問い合わせてみてください。)

こちらは、前もって事業所に目処をつけ最初に無料体験を申し込みました。
利用目的を伝えると話がスムーズです。
精神疾患の若い世代の方でも利用できる場合が多々あるそうな、そんなお話も耳にしました。
コツは訪問理由が保険組合に認証されないと訪問して貰えず、事業所事務所などに通い、治療を受けることになります。
「通院が出来ない人のため」訪問という制度があるので、例えば鬱のため外出不可、などでも訪問はしてもらえるかと思います。


・訪問ヘルパー
要するに、家事支援ですね。
産前2ヶ月から
産後6ヶ月ほどまでは「社会福祉協議会」の産前産後家事支援というのが利用できます。
1時間¥1.000くらいかと思います。
非課税世帯はもちろん¥0

わたしのヘルパーさんはヘルパー歴20年のプロが来てくれました(笑)
お孫さんのいる方でお話も得意な人。
ご自身もパニック障害を抱えているそうで、親近感が得られました。

こちらは、期間外の利用は出来ないので(市町村によっての変動あり)
わたしは主治医に相談をし、障害者手帳と福祉サービス受給権を取得。
わたしの現状、困り事を全て話した上で主治医が「双極性障害」と診断書を書いてくれました。(診断書は役所に取りに行ってから医師へ提出してください)

ヘルパー利用料金は同じく、世帯年収により変動あり。¥0~との事でした。

市役所/区役所の障害福祉課へ足を運び書類を揃え提出
役所の方がわたしへの相談員を探してくれ、面談

そこではどんな困り事があり、どんなヘルパーサービスを利用したいかの話をします。
その後、適した事業所を探してくれ、事業所と契約→サービス開始です。
わたしは極端にライフスキルが低いため、まずは、掃除からお願いしてます。
ゆくゆくは買い物や調理補助も依頼する予定です。
ヘルパーさんはプロではなく素人のことが多いです。掃除の考え方やルーティンなどを伝えておくと先方も困らず平和にサービスしてくれると思います。


出産予定日が近づくにつれ、保健師面談もあるかと思います。
今回、「心身ともに不安がある」「産後協力してくれる親族の不在」として、

市のサービスとして  

産後デイサービス

も利用させて頂きました。

産後デイの一室

わたしはたまたま、車で30分ほど先の施設に受け入れて貰えたのでそこへ通いました。
産院でも産後デイサービスはあったのですが、精神に不安がある場合だと利用が難しく、こちらにお世話になることに…。


病院型、産婦人科型、助産院型、など様々な施設パターンがあるそうです。

主に、産後の体を休めるための目的で″安全安心″に新生児を預け、その間カウンセリングを受けるも良し、睡眠取るのも可。
利用者同士ママ友作るのも良いそうでした。

利用した施設はお弁当+院長先生お手製おやつが出ました

院長先生お手製おやつ
仕出し弁当

母乳が出やすくなるためにも栄養バランスを重視した上に、ちょっと量が多めのご飯。w

こちらで昼食をした日はたくさん母乳が出ました。感謝です。それだけでもメンタル救われる…

助産院にいた心理士さん、保育士さんとお話していくと、ワンオペ育児のこなし方、産後ガルガル期の捉え方、夫婦間問題、上の子可愛くない問題etc...
産後メンタルに寄り添ったお話を皆さんしてくれ、新生児に対する接し方や子育てアドバイスも嫌味なく教えてくれました。


こちら、市を介して利用する場合は定額(相場2万前後)の、1割負担にて利用が可能で、利用回数がわたしの市では7回まで、と制限がありました。

他に就労してないこと、新生児また○ヶ月未満、パートナーが育休中は利用不可、など様々な制限もありましたので参考にしてもらえれば、と思います。

専門院だからこそ、接し方がとても丁寧で、産後メンタルにも嫌味もなく安全安心な場所としてホッとひといきつける施設でした。
世の人の優しさに触れました…。
印象的なのが生後2週間のわが子に「○○さま」と言ってくれたり、アドバイスの時は「あくまでもわたしの場合は」と前置きがあった上で話してくれ、常に笑顔だったのが好印象。
通う度に毎回沐浴、ベビーマッサージもして貰えて子供も楽しそうでした。

院長先生の趣味なのか何故か部屋中ムーミン(笑)
経歴を見ても「専門的なプロ」の経歴の方々が在籍していたのでかなり安心出来ました。

わたしは眠剤を持ち込んでぐっすり寝て、夕方には上の子をお迎えに行きました。(半日9:00~16:00利用)(宿泊の施設もあるそうです)


これだけ愛に溢れた制度を利用すると、上の子への様々な感情にも向き合えるようになってきます。

産後のたいへんな わたし を支えてくださった方々皆様に心からの敬意と感謝を表したいです…

(急にあるJW臭)

次は、「助けを求める時のアクションの起こし方」「手続きをするタイミング」「産後の気持ちの変化」などについて記せればと思います。

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