![コモンセージ003](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17030503/rectangle_large_type_2_4873bc294cce2f59655f4e865a25d2fe.jpeg?width=1200)
【セージのエピソード】
地中海沿岸地方原産のコモンセージは
シソ科サルビア属の常緑低木です。
数多い種類を持つセージの仲間。
色とりどり鑑賞用としても楽しめます。
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セージの語源は
ラテン語の
「健康、救う、癒す」という意味の「salvare」
「死から救う」という意味の「salvara」
と言われています。
§
イギリスには、
「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」
ということわざがあります。
§
過去、ローマ人は、
セージを「Herba sacra(聖なる草)」と呼び
「庭にセージを植えている者は死ぬはずがない」
と言っていたくらいです。
その薬効に対する信頼度の高さがうかがえますね。
§
ヨーロッパ各地で
「幸せな家庭にはセージが繁り
不幸に見舞われるとセージがしおれる」
と伝えられてきました。
アラビアにも
「庭にセージを植えている家から死者は出ない」
ということわざがあります。
§
漢方薬の盛んな中国でもセージは珍重され
17世紀には、オランダとの貿易で
セージとお茶が、1:3の割合で交換されていた
という記録も残されているとか。
「香辛料は東から西へ」という流れと逆に
セージはオランダから中国に渡り
その後日本に入ったとされています。
そのセージと引き換えにオランダに渡ったお茶(紅茶)が
やがてブームとなり
ヨーロッパでそれまで飲まれていた
ハーブティーにとってかわったと言われています。
§
セージの仲間はとてもたくさんあります。
食用として使われるのは
コモンセージがメインで
その他、10種類くらいでしょうか。
観賞用には、いったい何種類あるのかわからないくらいです。
「色」の名前がついたものがこんなにあります。
White Sage
Black Sage
Red Sage
Blue Sage
Purple Sage
Silver Sage
Golden Sage
Tricolor Sage
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「フルーツ」の名前のついた、可愛いものもあります。
花の色、実の形、香りなどからついた名前でしょう。
Cherry Sage
Lemon Sage
Pineapple Sage
Grape-scented Sage
Peach Sage
Apple-bearing Sage
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「国名・地名」のついた仲間もいます。
これは、原産とは限らないそうです。
Mexican Sage
Greek Sage
Spanish Sage
Vatican Sage
Chinese Sage
Russian Sage
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これだけたくさんの種類のあるセージには
花言葉もたくさんあります。
知識 尊敬 家庭の幸福 家庭の徳 家庭的 など
「料理上手な主婦のいる家にはセージが育つ」と言われるほど、
セージは家庭の幸せの象徴とされています。
私の好きなチェリーセージの花言葉は・・・
燃ゆる思い
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