日記_雨の土曜日/TVとの距離
雨の土曜日、偏頭痛、予定なし。
日中はリビングの大きなクッションからほぼ動かず。
えいっと昼ごはんを作ったら、冷凍庫に入れておいた豚肉がダメになっていてやる気が一気に削がれる。予定していた冷しゃぶはなし。素麺のみ。キムチとなめ茸の瓶と納豆を出しておしまい。
5歳児はマイペースにテレビを見たり積み木をしたり絵を描いたり。夫はサクサク食器を洗い、拭き、しまい、後片付けをしてからごろごろする。えらい。
取り溜めていた『赤毛のアン』を3人で見る。小さい頃はギルバートに「にんじん」とからかわれた”だけ”で激怒するアンが不思議だった。幼い頃は怒るよりうまくやり過ごすことの方が安全だったから、危険を犯すアンにヒヤヒヤしていた。けれど今ならわかる。アンが怒ってくれてよかった。嫌なことを嫌って言ってもらえていてよかった。大人になってもう一度アンが激怒するのを見て、ほっとすることができた。
でもイチゴ水と間違えてワインをダイアナに飲ませるシーンなんかはソワソワして直視できなかった。アニメは初見だが、本では何回も読んでいる。親友と離される、アンの絶望がビリビリ伝わってくる場面。片目で流し見するぐらいでないと明日までひきずりそうで、怖かった。
テレビは苦手だ。
夫と5歳児はテレビ大好き。暇さえあればつけている。私はチャンスがあったら捨ててしまいたいと機会を狙っていたが、なかなかその時は来なそうなので最近諦めている。
好きなものはしょうがないね。
自分の好みと合わないからと言って辞めさせるのはちょっと違うと最近思うようになった。文字に書いてみるとごもっともなんだけど、気づけてなかったなぁ。
五歳児が「ねー見てー」っと手話番組で覚えた“なっとう”を見せてくれるのも面白い。夫はテレビを見ながらよく寝る。(私は流れている情報をかたっぱしから聞いてしまうので見ながら寝落ち、というのがわからない)ボケーっと見ながら寝るのが最高に幸せな1日の終わり方なんだそうだ。幸せなら何より。テレビの影響で健康を損なわれそうにならないならまぁいいか、と思えるようになった。
自分の人生で予定していなかったテレビのある生活。
うまく距離をとっていこう、そうしよう。
私のためにテレビオフの時間もとってもらおう。
それぞれの幸せを大事にする居間にしたい。
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画像は5歳児が私の携帯から夫の携帯に送っていたメッセージ
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